目次
第1章 免疫反応ではたらく細胞たち
第2章 獲得免疫系の仕組みの根本原理
第3章 自然免疫系による病原体の感知
第4章 抗原特異的な反応の仕組み
第5章 多様性のつくられ方と自己寛容の成立
第6章 抗体産生が起こるまでの仕組み
第7章 感染症と免疫細胞の分業
第8章 がんに対する免疫
第9章 アレルギーと自己免疫疾患
第10章 移植医療・再生医療と免疫
著者等紹介
河本宏[カワモトヒロシ]
1961年京都生まれ。1986年京都大学医学部卒業。3年間の内科研修後、1989年より京都大学病院第一内科(現・血液腫瘍内科)大学院の輸血部・伊藤和彦教授のもとで遺伝子治療の基礎研究を行う。1994年より京都大学胸部疾患研究所(現・再生医科学研究所)の桂義元教授のもとで血液細胞の系列決定過程およびT細胞初期分化についての研究を開始する。2001年7月より京都大学医学部免疫細胞生物学教室(湊長博教授)助手。2002年3月より理化学研究所・免疫アレルギー科学総合研究センターチームリーダー。2012年4月より京都大学再生医科学研究所・再生免疫学分野教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のんタコス
14
マンガだけど…内容はかなり本格的な免疫学でした(^_^;) もう一回、基礎から勉強しないとダメだ。 2018/04/18
Kokichi
7
難しそうな免疫学を学ぶために、まずは漫画から。コロナ対策でできることが見つかればいいなと思い購入。結論、何をすればよいかのヒント見出だすことはできなかった。学んだことは自然免疫と獲得免疫の違い、異物を感知するレセプターの存在等。単語の意味をイラストで大枠をつかんだ程度の理解度。他の教材で学ぶときに隣においておけば役に立つと思われる。あぁ、免疫学むずい。。サイトカインってなんや。気が向いたらまた読もう。2020/04/25
ソーシャ
6
複雑で分かりにくいイメージがある、免疫学のコアな部分を最新の知見を踏まえてマンガで分かりやすく解説した本。著者もイラストを描いているだけあって、図が分かりやすく、マンガの特性をかなり活かしているように思います。他の教科書にある不正確な記述や、古い記述についてもはっきり書いてあるのも嬉しいところです。『休み時間』が臨床寄りと言うならば、こちらは基礎寄りの内容になっています。2014/11/13
Kasuke Fujita
5
(図書館本)”働く細胞”というマンガを読んで免疫に興味を持ったところ、免疫学をマンガで説明した本書を発見。二つの本を組み合わせることで理解度が格段に上がった。人間の体とはこんなにも複雑な仕組みで異物と日々戦っているのだと感心させられた。以外にも皮膚は病原体を防いでくれる第一砦とのこと。これからの季節、皮膚が乾燥すると防御力が低下し、病気になりやすい。このメカニズムが良くわかったので、得た知識を使い病気を予防したい。新しい知識を得ることは何歳になっても楽しい。次は○○学を勉強しようかな。2020/10/19
ねこぽん
5
わたしは学生のころ免疫学が大の苦手で、どのような教科書でも小難しくて最後まで読むことができませんでした。ただこのテキスト(と呼んでいいのか分かりませんが)だけはすっきりとして分かりやすく、当時の自分でも通読することができると思います。内容も大きな誤りがないようよく検証されています。2016/12/31
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