一角獣の見習い騎士(4) いつか君のために鐘を鳴らそう

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一角獣の見習い騎士(4) いつか君のために鐘を鳴らそう

  • 著者名:日向真幸来【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • アドレナライズ(2023/05発売)
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内容説明

ルブランス共和国の終身総統セザール・ゴドフロアは追い詰められていた。内戦で失態が続き、軍事国家として周辺諸国へのにらみが利かなくなってきたのだ。頼みの綱は、愛人でもあり強大な魔力を持つ妖艶な女魔法使い、グレイス・『アシュタロト』・ゴドルフィンだけである。今や彼女の指示で全軍が動く。しかしその意図がいまひとつはっきりせず、いたずらに戦死者が増すばかり。ゴドフロアは日に日にやせ衰えていく。一方、ローランド亡命政府は、ルブランス共和国の首都シテ・ドゥアンを攻め落とさんと、同盟国に働きかける。レジスタンスの一員として自覚も出てきたアンリは、クリスティーネを助けつつ忙しい日々を過ごしていたが、近く起こるであろう決戦を前に、身が引き締まる思いだった。グレイスとその弟子フェルディナンドが、このまま引き下がるわけがない。「怖いけど……でも僕がきっとクリスティーネを守ってみせる!」そして、グレイスが動いた。大殺戮の総仕上げ、「贄」を用意して。一角獣の騎士たちと姫君の戦いは、ついに最終局面を迎える……。
 聖なる一角獣を相棒に、ひ弱な少年が亡国を救う長篇ファンタジー小説「一角獣の見習い騎士」シリーズ、第四弾。完結編。電子オリジナル作品。

●日向真幸来(ひるが・まさき)
作家。3月10日生まれ、うお座のO型。生まれた時から名古屋在住。自宅裏山は城跡と古墳。歴史が好きすぎて、民俗学などの沼に落ちる。『夢売り童子陰陽譚』にて朝日ソノラマ新人賞佳作受賞。著書に『神殺しの丘』(ソノラマ文庫)、『春に来る鬼 骨董店「蜻蛉」随縁録』(Bs-LOG文庫)、『競馬場に行きましょう』(アドレナライズ)、『若葉荘・三食守護神さま憑き』(ごきげん文庫)など。