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内容説明
舞台は、妖怪と神と人間が共に暮らす島。自分らしい生き方を探す物語。大人気YA作家による、新シリーズ第2巻!
父の海外赴任に伴い、温泉宿を経営する大叔母の元で暮らすことになったその日から、三津は神と妖怪も混在する不思議な島で、初恋相手を探す羽目になる。妖怪と人間社会の秩序を守るため、当主の血を引く三津は、しかるべき相手への初恋を成就させなければならない。
可能性のある人物は、5人。それぞれすべて一筋縄ではいかない、魅力的で独特な性格を持っていて……。
弱い自我、母の出奔、濃い人間関係など、問題山積の中、三津が少しずつ声を大きくしていきます!
かっこよくて頼りがいのある大天狗、ため息が大好きな置物のたぬき、先読みができる姫、寄り添い支えてくれる黒ずくめの男など、ときめく人物がたくさん登場し、ストーリーを鮮やかに彩ります。
コクリコにて連載中。日本児童文学者協会賞受賞作家が書く、爽やかなファンタジー!
著者紹介
石川宏千花
『ユリエルとグレン』で第48回講談社児童文学新人賞佳作、日本児童文学者協会新人賞受賞。おもな作品に「お面屋たまよし」シリーズ、「死神うどんカフェ1号店」シリーズ、『メイド イン 十四歳』(以上、講談社)、『墓守りのレオ』(小学館)など。「少年Nの長い長い旅」(YA! ENTERTAINMENT)と「少年Nのいない世界」(講談社タイガ)両シリーズを同時刊行して話題となった。『拝啓 パンクスノットデッドさま』(くもん出版)で日本児童文学者協会賞を受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
56
化け之島②人間は《現》、妖怪は《界》、神さまは《祖》と呼ぶ【場家之島(ばけのしま)】は人間と妖怪と神さまが共存している。6年前の記憶を失ってはいすが、淡島三津(あわしまみつ)は高校卒業まで島で暮らすことにした。過去の初恋の記憶を《無かったこと》にした為に、心の中に生きづらさを抱えた三津はなんとか島での生活に慣れようと努力する▽こじらせ系少女漫画展開残念。恋愛脳で、誰も彼もが「私以外と仲良くしちゃ嫌」的な幼い行動ばかりで疲れました。3巻で終わるのは無理だろうけど4、5巻位で終わってくれないかな。2023/07/15
ゆっき
21
シリーズ第2弾。人間と妖怪と神さまが共存する場家之島に暮らす三津。相変わらずため息が大好きな付喪神のたすくちゃんが可愛い。お世話係の菊、梅、桜の三人組もお気に入り。でもモヤモヤが残る展開でイマイチ楽しめず。面白くないわけではないけど、残念ながらあまり相性がよくないシリーズです。2023/06/13
イカまりこ
8
記憶にない初恋をなかったことにし心が不安定なまま暮らしていくことに決めた三津。まだ夏休みだけど高校の子と交流するって、ちょっと嬉しくなったのよ。なのにそれが酷い展開に。もう怒りしかわき起こらん。何かするならバレないようにやればいいのに、どういうつもりだったんだろう。動機だってしょうもない。今後の行動をしっかりチェックしたい対象ができた。三津が許してもおばちゃんはまだ許してないよ~!三津への嫌がらせが全て解決してないし、子供の嫉妬レベル越えてるので、そっちも気になる。新しい初恋は始まるんだろうか。多岐推し!2023/07/02
ひなた*ぼっこ
6
2巻の方が良い。初恋ほぼ関係ないけど。クラスメイトとのいざこざなんかは宏千花さんらしい丁寧な展開で良き。つまり主人公は恋に疎いけど、周りの女の子たちが恋愛してて三角関係(三つ巴)ってこと?じゃあ次は多岐さんですかね。わくわく。(ノリが雑)2023/12/04
史
4
それは化け物のせい、それとも人間の仕業。なにはともあれ、縁の形は多種多様。そんな二巻。2023/06/30