- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少女/レディース)
内容説明
【無料試し読み閲覧期間2025/2/13~2025/2/26】
天根清子は、空気が読めない変人心理学者。人生で一度も嘘をついたことがなく、お世辞も言えず、世渡りスキルは皆無。無用な人づきあいを避け、孤独で静かな生活を愛していた。
ある日、唯一の友達から手紙が届く。それは自殺した彼女の遺書だった。そこには、自分の大切な子供を引き取ってほしいと書いてあり…。
不安定な心を抱える14歳の悠斗(はると)。ワガママ盛りの4歳児、凛音(りおん)。
繊細で予測不能な子供たちの保護者になった清子は、心理学を武器に子育てに挑むもうまくはいかず…!?
一つ屋根の下、「普通の幸せ」から外れた3人が紡ぐ哀しくも可笑しなサイコロジカル・ファミリーストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陸抗
26
人の気持ちが分からない心理学者の天根が、自殺した唯一の友達に託された子供達を引き取るけれど、問題は山積み。4歳の凛音の世話も大変だけど、中学生の悠斗は思春期だしどう接すればいいか難しい。天根も、嘘がつけなくても言い方を変えるだけでも大分違うんだけどなぁ。その辺りが雑。嘘に慣れている悠斗、積み重ねていくと破綻するのに…。同情されるのも嫌なんだろうけど、いずれバレるよ。2023/05/25
ぐっちー
10
心理学者の天音に、突然届いた旧友からの手紙。自分亡き後に子供を託せるのは貴方しかいない、引き取って欲しいとかなり無責任なお願いだった。それにはまず怒りが沸く。どうせ天音は家族増えてないだろうから養えるだろうと思っていたのか、身勝手すぎる。正直に2人の子を引き取った天音だが、案の定悪戦苦闘が始まる。どんな事情があるにせよ、子供2人にどうしようもない闇を抱えさせてしまった。大変痛々しくて見ているのか辛い。2024/04/13
糸文
4
★★★★★ ある日自殺した友達の遺書が届き、その子の子供二人を引き取って保護者になった天根さん。心理学者だが、人付き合いが苦手で、つい学者口調でデリカシーのない事を子供相手に喋ってしまう。慣れない新生活の中ちょっとずつ子供たちの心の傷に向き合いながら、自分もより子供目線で物事を考えるようになる。まだまだ全然不器用だけど、これからも三人のぶつけ合いと成長を見守って行きたい。違う話になるけど、私も日本人の子供と喋るのがすごく苦手、大体勉強したのは大人の言葉だから、子供に敬語使うかタメ口使うか全然分からない、、2023/10/31
へへろ~本舗
4
空気が読めない変人っていうよりアスペルガーのような気がする。2023/05/31
もくもく
3
ASDちっくな心理学者が、自殺した友人が遺した、しっかりしてるけどまだ子供の長男中学生男子と、4歳の妹と一緒に暮らしていく話。周りの大人は上の子を大人扱いするけど、主人公はちゃんと子供扱いしてくれるのが本当に良い。「僕たちは母さんの生きる理由になれなかった」すごくよく分かる…自殺する人は勿論本当に辛いんだと思うけど、遺された子供側は罪悪感や喪失感だけでなく一番はこれだよな…親による「お前は私の生きがいではない、それほど私にとって重要な存在ではない」と突きつけられたような気持ち…2024/05/11