集英社単行本<br> 荒野は群青に染まりて 相剋編

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集英社単行本
荒野は群青に染まりて 相剋編

  • 著者名:桑原水菜【著】/Re°【イラスト】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 集英社(2023/04発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087901160

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内容説明

昭和三十四年。九年前に大学へ進学したはずの群青は、消息不明になっていた。ありあけ石鹸は倒産の危機から身売りし、社長だった赤城はただの社員に。親会社となった大手油脂会社からやってきた経営陣と、旧ありあけ石鹸時代からの社員たちの分断と反目に赤城が苦悩するなか、群青が姿を現した。だがそれは、赤城を目の敵とする出向組のトップ黒田専務が連れてきた「技術顧問」としてで……。戦後の混沌は終わり、高度経済成長期に突入した時代を駆け抜けた男たちの絆と希望の物語!

目次

序章
第一章 翼は帰ってきた
第二章 虹と雷鳴
第三章 オオカミの息子
第四章 夜は明けたのか
第五章 命がけの洗濯
第六章 ありあけを燃やせ
終章

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

38
倒産の危機からありあけ石鹸は身売りし、社長からただの社員になっていた赤城。親会社からやってきた経営陣とかつての社員たちの分断と反目に苦悩する中、彼らの前に群青が姿を現す第二弾。赤城を目の敵にする出向組の黒田専務が連れてきた技術顧問として再会を果たした群青。旧体制派が切り崩されたり、閑職に回される中、新しいやり方に会社の希望を見出す群青に対する複雑な想い、思ってもみなかった形でリョウとの再会もあって、ありあけ石鹸の今後を大きく左右するまさに激動の展開でしたけど、紆余曲折の末に訪れた結末は悪くなかったですね。2023/04/26

rosetta

34
★★★★☆読み友さんが激賞していたので手にした。ラノベや昔懐かしいコバルト文庫で結構有名な人らしいが自分は初読み。で内容は凄く良かった!こんなに面白い本なのに注目が足りない!という読み友さんの気持ちに同感。ただ惜しむらくは一作目を読んでいなかったこと😣彼らの過去の繋がりを知って読んだら更にどれ程感動したことか。戦後大陸から引き上げてきた群青や赤城らは石鹸会社を立ち上げる。大学に通い赤城らと別れた群青。また赤城らは会社経営に失敗し身売りをする。やっと出逢えた嘗ての仲間たちはもう一度信頼し合えるのだろうか?2023/07/01

うめきち

7
すごくよかった。もう絆が感じられてうるうるしてしまった。戦後の混乱期を助け合って生き抜いた人達の強さ、感動ものです。後半のたたみかけるような展開もいいですね。その後も知りたいです。桑原先生大好きです。2023/08/15

コアラ

2
戦後の日本の石鹸業界。続編はないようですね。ノンフィクション的なお話で面白かったです。2023/08/12

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