講談社学術文庫<br> 藤原道長 「御堂関白記」 (上) 全現代語訳

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講談社学術文庫
藤原道長 「御堂関白記」 (上) 全現代語訳

  • 著者名:倉本一宏【訳】
  • 価格 ¥1,485(本体¥1,350)
  • 講談社(2023/05発売)
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  • ISBN:9784062919470

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内容説明

平安時代最大の権力者・藤原道長が、絶頂期に記した日記を読む!

『御堂関白記』は、平安時代中期いわゆる摂関政治の最盛期を築いた藤原道長の日記である。
長徳元(995)年、30歳で関白に准じる職・内覧に任じられたときから始まり、豪放磊落な筆致と独自の文体で描かれる宮廷政治と日常生活の様子が記されている。
平安貴族が活動した世界とはどのようなものだったのか。
自筆本・古写本・新写本などからの初めての現代語訳。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちぃ

7
古記録は重要である。2023/05/12

みこ

4
研究のため購入。「御堂関白記」は原本は閲覧可能であるが、現代語訳されたものは見当たらなかったので、この一冊は大いに参考になった。簡単な語釈もついており、読み進める助けになった。2016/12/19

壱萬弐仟縁

4
1004年5月15日「舌の下に小さい物ができた」(94頁)。それは舌癌ではないか? 重舌というころらしい(詳細はhttp://www.naoru.com/daseki.htm)。気の毒だな。相撲と書いて「すまい」(毎年7月に宮中で、諸国から召し集められた相撲人(すまいびと)の相撲を天皇が観覧した行事 goo辞書、すまいの節会388頁では、相撲を天皇が観覧する儀式)。2013/03/20

眉毛ごもら

2
読まなきゃと思ってた御堂関白記光る君への副読本として読みます。奈良時代以前に遡る源平藤以外の諸氏が元気に下級役人とはいえ存在してたのが奈良時代以前のオタクとしてとってもとってもほっこりした。彰子の入内前年からになるので覇権リーチぐらいかなと。紫式部の弟も父もチラチラ登場している(同姓同名でなければだが)。ちょくちょく病気がちになるが仮病なのかがちなのか。先例主義だし結構夜遅くまで仕事してるしちょくちょく家まで仕事に付いての問い合わせや休日出勤の要請が来ているので大変そうである。大臣とはいえ仕事は辛いなぁ。2024/02/01

剛田剛

2
・儀式の人員配置と手順、贈り物の収受、下した政治的判断、こういう記録が残っていると確かに後継ぎは楽だな。「男もすなる日記といふもの」の性質がよくわかる。 ・上記のような性質の文書なので道長本人の人物像は必ずしも全面には出てこないのだが、こういう貴賤凡俗入り乱れた人々との付き合いの毎日を送るのは相当に骨が折れたのだろうとは思う。大鏡に描かれていたような「胆力」だけではこういう日々は乗りきれなかっただろう。実際には清盛や信長がそうであったように、案外と「気配りの人」だったんじゃなかろうか。 ・犬死にすぎ2019/10/07

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