内容説明
ヴィオレットはブルゴーニュの小さな町の墓地管理人。墓参者がいなくなった墓まできれいに手入れしている。ある時、一緒の墓に入ると決めた男女の存在が、彼女の人生を大きく揺るがすことに──フランスで130万部突破。別れの場所で輝く生を描く感動の長篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
178
フランスで130万部のベストセラー小説と言うことで読みました。墓地管理人家族の物語、読み応えがあります。売れているだけあって、上巻は一気読み、続いて下巻へ。トータルの感想は下巻読了後に。 https://www.hayakawabooks.com/n/nc7af141e8ab92023/05/19
NAO
62
ブルゴーニュの小さな町の墓地の管理人をしているヴィオレットの前に、母親が密かに亡くなったら愛人と同じ墓に入る約束をしていたという男性が現れる。ヴィオレットには幼い娘を事故で亡くすという悲しい過去がある。何度も絶望に襲われ新しい人生を諦めていたヴィオレット、長らく行方不明だった夫、愛人と同じの墓に入ることを決めたイレーヌ、それぞれの愛の在り方が描かれていく。2023/09/03
天の川
60
ブルゴーニュの美しい墓地管理人ヴィオレット。孤児で教育も受けられず、女好きでだらしない夫と暮らした前半生と一人で墓地を管理し、花を育て、墓掘り人や神父、墓参の人々と和やかに暮らす現在が交互に描かれる。読み進むほどに、前半生と現在のギャップが徐々に埋められていく。逆境から知的な女性へ。彼女を支えたのは愛する娘、ただ一人の友、人生の師。さまざまな人の死から見える悲喜交々と愛。終盤で提示された悲劇の謎がとても気になる。下巻はミステリーも含まれてくるのかも。2024/09/05
pohcho
50
フランス、ブルゴーニュ地方の小さな町で、墓地の管理人をするヴィオレット。ひとり慎ましくおだやかに暮らす彼女の、現在と過去が語られる。ヴィオレットのこれまではすごくつらい話なんだけど、全体的にはちょっとおとぎ話のような雰囲気もあり。男女が情熱的なのはフランス人らしいなと思う。最後はちょっとミステリー?話の先が全然読めないけど、下巻へと続く。2024/09/20
mii22.
43
ブルゴーニュにある小さな町でたったひとりで墓地管理人をしているヴィオレット。彼女は墓地に来る人たちの話に耳を傾け花の水を替え、静かに日々を暮らしている。しかしかつて彼女はとても不幸であった。生きる気力さえ失っていた。それは墓地に埋葬されている死者のように。現在と過去が交差しながら少しずつ明かされていくヴィオレットの喪失の物語。感想は下巻で。2024/01/29
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