バイオインフォマティクスシリーズ 1<br> バイオインフォマティクスのための生命科学入門

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バイオインフォマティクスシリーズ 1
バイオインフォマティクスのための生命科学入門

  • ISBN:9784339027310

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内容説明

数理情報学分野の学生・技術者・研究者を対象に,バイオインフォマティクスを行うために必要な生命科学の基礎について数式は一切用いずに解説した教科書。生命科学データ解析において特に頻出する事項に絞って解説してある。

目次

1. 分子生物学のセントラルドグマとオミクスデータ
1.1 セントラルドグマの基礎
 1.1.1 DNAと複製
 1.1.2 RNAと転写
 1.1.3 タンパク質と翻訳
 1.1.4 セントラルドグマ
1.2 オミクスデータの測定技術
 1.2.1 DNA操作の一般的実験手法
 1.2.2 サンガー法
 1.2.3 第二世代塩基配列決定法
 1.2.4 第三世代塩基配列決定法
 1.2.5 RNAの配列決定と発現量推定
 1.2.6 質量分析法
1.3 ゲノムと遺伝子
 1.3.1 生体分子としてのゲノム
 1.3.2 配列データとしてのゲノム
 1.3.3 ゲノム配列の多様性と参照ゲノム配列
 1.3.4 遺伝子とアノテーション
 1.3.5 ゲノムサイズと遺伝子数
 1.3.6 ゲノム配列決定
 1.3.7 ゲノム編集
1.4 エピゲノムと転写制御
 1.4.1 転写因子
 1.4.2 クロマチン構造
 1.4.3 ヒストン修飾とヒストンバリアント
 1.4.4 DNAメチル化
 1.4.5 ゲノムインプリンティングとX染色体不活化
1.5 トランスクリプトームと転写後発現制御
 1.5.1 転写産物の種類
 1.5.2 選択的スプライシング
 1.5.3 新規転写産物の発見
 1.5.4 RNAの発現制御
 1.5.5 RNA修飾とエピトランスクリプトーム
1.6 プロテオームとタンパク質機能
 1.6.1 タンパク質の折り畳みと機能
 1.6.2 細胞内局在
 1.6.3 翻訳後修飾
 1.6.4 タンパク質の分類
1.7 データベースとオミクスデータ解析
 1.7.1 生命科学におけるデータベース
 1.7.2 ゲノムブラウザ-複数オミクスデータの可視化-
 1.7.3 生物ネットワーク解析
 1.7.4 遺伝子オントロジー解析

2. 生体分子の高次構造と分子間相互作用
2.1 生体分子の立体構造決定法と構造データ
2.2 生体分子に働く力・化学結合
 2.2.1 静電相互作用
 2.2.2 水素結合
 2.2.3 疎水性相互作用
 2.2.4 スタッキング相互作用
 2.2.5 ファンデルワールス力
2.3 生体分子の高次構造
 2.3.1 DNAの構造
 2.3.2 RNAの構造
 2.3.3 タンパク質の構造
2.4 分子間相互作用
 2.4.1 相互作用の特異性
 2.4.2 DNA-タンパク質相互作用
 2.4.3 RNA-タンパク質相互作用
 2.4.4 RNA-RNA相互作用
 2.4.5 タンパク質-タンパク質相互作用
 2.4.6 化合物-タンパク質相互作用

3. 進化遺伝学・微生物学のためのバイオインフォマティクス
3.1 進化遺伝学のバイオインフォマティクス
 3.1.1 進化遺伝学の基礎理論
 3.1.2 進化遺伝学研究におけるバイオインフォマティクスの重要性
 3.1.3 ゲノムに起こる小規模な変異
 3.1.4 ゲノムに生じる大規模な変異
 3.1.5 系統関係の表現法と系統分類学
3.2 微生物学のバイオインフォマティクス
 3.2.1 微生物学研究の重要性
 3.2.2 微生物学研究におけるゲノム情報解析の重要性
 3.2.3 微生物の系統分類
 3.2.4 微生物の構造的・生理的特徴
 3.2.5 ウイルス
 3.2.6 原核生物ゲノムの特徴とゲノムアノテーション
 3.2.7 微生物の比較ゲノム解析
 3.2.8 微生物の比較ゲノム解析の研究例-プロテオロドプシン保有微生物の生存戦略-
 3.2.9 メタゲノム解析

付録
引用・参考文献
索引