中国拘束2279日 - スパイにされた親中派日本人の記録

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中国拘束2279日 - スパイにされた親中派日本人の記録

  • 著者名:鈴木英司
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 毎日新聞出版(2023/04発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784620327747

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内容説明

中国が私を拘束した狙いは何だったのか?

24時間監視下で7カ月の監禁生活、取り調べ、逮捕、裁判、収監……
日本の常識がいっさい通用しない不当拘束の実態が明らかに。

身に覚えのない罪で6年の実刑判決を受けた日中青年交流協会・元理事長による迫真の手記。

30年にわたり日中友好に関わってきた筆者は2016年7月、「スパイ」という身に覚えのない容疑で北京市国家安全局に拘束された。それから約6年間、熾烈な居住監視、収監の々を過ごし、2022年10 月11日、刑期を終えて帰国した。
日中友好に尽力した功労者がなぜ突然収監されるのか。いま中国で何が起きているのか。日中国交正常化50年を迎えた今、われわれは日中関係をどう考えるべきか。
習近平政権は2014年以降、「反スパイ法」を施行するなど中国で活動する外国人の管理を強化している。スパイ行為に関わったとして日本人を拘束するケースが相次いで表面化し、拘束された17人のうち9人が懲役3~15年の実刑判決を受けた(2023年3月現在)。
習政権下で拘束された日本人の実情が詳細に明らかになるのは極めて異例。刑期を終えて帰国した筆者が、拘束から収監、出所までの過酷な体験を赤裸々に綴る。

【本書の内容】
●突然現れた国家安全部の男たち
●黒く厚いカーテンで閉ざされた部屋
●「居住監視」という名の監禁生活
●スパイ容疑の驚くべき杜撰な根拠
●居住監視下で迎えた還暦の誕生日
●スパイ容疑で正式逮捕、居住監視から拘置所へ
●期待外れだった中国人の弁護士
●公安調査庁に中国のスパイがいる
●取り調べで見せられた公安調査庁職員の顔写真
●失望しかない日本大使館の対応
●新たな日中関係のため日本がすべきこと
●習近平政権下で置き去りにされる人権問題
ほか

目次

プロローグ 
第1章 中国に魅せられた青年時代 
第2章 希望を奪われた拘束生活 
第3章 中国社会の腐敗がはびこる刑務所生活 
第4章 日本政府はどう動いてくれたのか 
第5章 どうする日中関係 
エピローグ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

86
スパイ容疑で2279日間拘束されていた著者。いきなり中国公安局に連行されたという。具体的な容疑は中国人との北朝鮮に関する会話が原因とされる。しかしそれだけではなく、親中派でもある彼は常に監視対象になっていたようだ。日本にも中国にも他世界各国のスパイはお互いを監視、情報収集をしているのは間違いない。知り合いから中国に行った時は安易に政治の話やなんでも写真に撮ってはいけないと聞いたことがある。本を読んで知ったのはこんな場合、大使館というところは、頼りにならないということ。図書館本2024/10/17

きみたけ

49
著者は、中国でスパイ活動をしたとして2016年7月北京市国家安全局に拘束され、懲役6年の実刑判決を受け、2022年10月に刑期を終えて出所し日本に帰国した、日中青年交流協会元理事長の鈴木英司氏。突然「スパイ」という身に覚えのない容疑で拘束され、監禁生活・取り調べ・逮捕・裁判・収監と、日本の常識がいっさい通用しない不当拘束の実態を公にした渾身の一冊。今後の日中関係のあり方、日本の役割についても言及しています。にしても中国の「反スパイ法」はムチャクチャ、あり得ないです。。2025/02/16

すしな

40
108-24.親中派の人でもスパイ容疑で拘束されてしまうという嘘のような本当の話でした。まあでも、スパイ容疑で拘束されるということは、言うときは言いにくいことでも言ってしまうタイプの親中派なんだなと言うのが本の端々から伝わってきました。逆に中国当局のハニートラップにかかった感じの親中派が、公安調査庁から中国に情報を流していたり、ろくに仕事をしない外務省の人なのでしょうね。日本は大丈夫かー?と思う反面、中国は中国でそう言う知中派を大事にできない今の政権は大丈夫なのかなぁ?と思ってしまいました。2024/12/16

TATA

37
中国で六年間の拘禁生活というあまりにも凄まじい経験について語る。日本の常識で考えればどうやっても受け入れられないことばかり。一国に深入りしすぎるとこういったことになりかねないということか。2023/08/25

ちさと

24
邦人が不当に身柄拘束されている事、臓器売買の件や日本人を憎むための超偏向教育を繰り返していて反日が「国是」となっている事などからすれば、中国は渡航禁止にしなければいけない。せめて米国並みに「渡航を再考せよ」位にはすべきである。本書は2016年にスパイ容疑で身柄を拘束され、6年間の収監を経て帰国までを綴ったルポルタージュ。日本の外務省や政治家の無策、公安調査庁の無責任さなどが暴露されている。親中、いや媚中、、浸中な自民党(&公明党その他)本当にいい加減にして欲しい。福沢諭吉も支那朝鮮とは縁を切れってあれほど2025/07/12

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