出版社内容情報
五関を突破した関羽は、玄徳との再会を果たした。関羽は関平を養子にし、趙雲は念願かない玄徳に仕えることになった。一方、小覇王孫策の治める呉は目覚ましい躍進を遂げていた。孫策は曹操の裏工作を見抜き、袁紹との軍事同盟を考えて国外の憂いを取り除いた。しかし民に慕われていた于吉仙人を斬って以来、孫策は幻覚にとりつかれる。
目次:
汝南の古城/主従再会/三浪人の復讐/于吉老人/孫策の最期
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
21
江東の小覇王と謳われた孫策。徳を尽くし、崇められた無辜の于吉仙人を斬る。己より尊敬を集める者への嫉妬か。または、「国の法を守る役人が邪宗を信じ法を破るか」と建前を貫いたがためか。孫策自身、後ろめたかったのだろう。後に、亡き仙人の影に怯え発狂。苦しみ抜いた末没。享年27。因果応報の理法を感得するには若すぎた。2024/02/03
わたー
10
★★★★☆孫策の死。この時代の宗教家、それも仙人と目される人物なんて、どう考えても関わり合いにならない方が良かっただろうに。こんなことであっさり逝ってしまうのは残念だなと。2020/03/28
できるだけ
10
3バカが散り散りになって関羽が劉備を訪ねて3千里したら3バカプラス周倉、関平、趙雲と仲間が2倍になる話。グリコは一粒で二度おいしい。関羽は一旅でお供が2倍。2019/07/20
T66
7
また3人あつまって、さらに趙雲も加わり、揃ってきたー。あとは孔明がいつ頃きてくれるんだっけなー。そして孫策の最後、、。図書館本2020/02/07
コウメ
7
関羽の千里行2019/03/14