内容説明
訳あり姉妹が開店させた神楽坂の路地の奥の奥にある木造家屋のスパイス料理専門店「スパイス・ボックス」。『路地の名店』というエッセイを綴る人気作家に支えられ、身体だけでなく心の不調も治し、整え、癒やしていくお店として、ファンを増やし続けている。今回も、他人の目が気になってしまう、妻と死別してからずっと心を閉ざしてしまっている、会社の人間関係に悩んでいる、など様々な不調を抱えたお客様がご来店。美味しい料理を食べて前に進む勇気が湧く、そんなお店はいかが? 心にも栄養が染み渡る大好評料理小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
モルク
100
神楽坂にある姉妹で営むスパイス料理専門店「スパイスボックス」第2弾。最近寄る年波と共に辛いものが苦手になってきた私。スパイス専門店は敬遠しがちだけど、この店は客の嗜好に合わせてアレンジしてくれるので、こんな店なら行ってみたくなる。空腹を刺激する美味しそうな料理の数々に、いけない!涎が…😱。職場の人付き合いに悩むOL、板前見習いの青年、急死した妻を偲ぶ男性、転職したのに職場でうまくいかない女性と、悩みを抱える人々がスパイス料理そして姉妹との会話や関わりで身も心も暖かくなる。第3弾も行きます!2025/04/10
ツン
81
普通、連作短編だと、(実際はその後、リピーターになるのかもしれないけど)お客さんは1回しかお店を訪れないけど、この小説は必ず1話で2回続けて訪れます。珍しいですよね(笑)2024/06/02
yukision
71
『神楽坂スパイス・ボックス』シリーズ2作目。少し肌寒くなったこのタイミングで身体が温まりそうな料理の数々が頭の中に浮かんでほっとする。スパイスの香りに誘われてやって来るお客さん達とお店の姉妹の自然な関係がいい。スパイスといったらカレーが浮かぶが,バラエティに富んだメニューが並んだこんなお店が近くにあったらいいな。2024/11/06
カブ
56
シリーズ物を続けて読んでしまうこの頃。姉妹で始めたスパイス料理専門店「スパイス・ボックス」。小さなお店だけど2人を応援したくなる。こんなお店が近所にあったら常連さんと呼ばれるほど通いたい。2025/06/04
Karl Heintz Schneider
49
みのりとゆたか二人の姉妹が切り盛りする「スパイスボックス」は東京・神楽坂の路地裏に店を構えるスパイス料理専門店。今日も心に悩みを抱える人々がこの店を訪れ美味しい料理に癒されて家路につく。「そういうお客さんがスパイス料理を求めているの。弱っている時こそ、力強い料理が食べたくなるの。」シェフのゆたかの言葉が印象に残った。そうかなあ・・・自分だったら、そういう時は家でお茶漬けとか簡単なものを食べそうな気がするけど・・・。私の場合、そもそもそういう時はあまり出歩かないような気がするのだが。2023/07/08
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