公営企業の論理 - 大都市水道事業と地方自治

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公営企業の論理 - 大都市水道事業と地方自治

  • 著者名:宇野二朗
  • 価格 ¥5,720(本体¥5,200)
  • 勁草書房(2023/05発売)
  • ポイント 52pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784326303267

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内容説明

東京都と大阪市の水道事業は似たような経営環境にあるが、東京都が「頑健だが料金の高い」水道を築いてきたのに対して、大阪市は「老朽化しているが料金の安い」水道を築いてきた。水道事業を行う両都市の公営企業には、どのような「運営論理」の違いがあったのか? 地方公営企業の自律性に注目してこの謎を解き、公営企業の本質を探る。

目次

はしがき

序章 地方公営企業の行政学
 1 本書の目的
 2 研究史と課題
 3 研究対象と研究方法
 4 全体の構成

第1章 運営論理と自律性
 1 運営論理とは何か
 2 地方公営企業の自律性とは何か
 3 本書における分析の枠組み

第2章 東京都と大阪市における自律性
 1 東京都水道事業の自律性
 2 大阪市水道事業の自律性
 3 小  括

第3章 改革規範の発展
 1 公共料金問題と規制緩和
 2 民営化論の流行
 3 改革の流行と改革派首長の政治戦略
 4 小  括

第4章 東京都水道事業の発展
 1 東京都水道事業の伝統
 2 地方政治のスタンス
 3 事業運営の展開

第5章 大阪市水道事業の発展
 1 大阪市水道局の伝統
 2 地方政治のスタンス
 3 事業運営の発展

第6章 運営論理と自律性との関係
 1 運営論理の評価
 2 仮説の検証

終章 自律性から見る地方公営企業制度の本質
 1 結  論
 2 含  意
 3 今後の研究課題

文献一覧
事項索引
人名索引

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