内容説明
東京都と大阪市の水道事業は似たような経営環境にあるが、東京都が「頑健だが料金の高い」水道を築いてきたのに対して、大阪市は「老朽化しているが料金の安い」水道を築いてきた。水道事業を行う両都市の公営企業には、どのような「運営論理」の違いがあったのか? 地方公営企業の自律性に注目してこの謎を解き、公営企業の本質を探る。
目次
はしがき
序章 地方公営企業の行政学
1 本書の目的
2 研究史と課題
3 研究対象と研究方法
4 全体の構成
第1章 運営論理と自律性
1 運営論理とは何か
2 地方公営企業の自律性とは何か
3 本書における分析の枠組み
第2章 東京都と大阪市における自律性
1 東京都水道事業の自律性
2 大阪市水道事業の自律性
3 小 括
第3章 改革規範の発展
1 公共料金問題と規制緩和
2 民営化論の流行
3 改革の流行と改革派首長の政治戦略
4 小 括
第4章 東京都水道事業の発展
1 東京都水道事業の伝統
2 地方政治のスタンス
3 事業運営の展開
第5章 大阪市水道事業の発展
1 大阪市水道局の伝統
2 地方政治のスタンス
3 事業運営の発展
第6章 運営論理と自律性との関係
1 運営論理の評価
2 仮説の検証
終章 自律性から見る地方公営企業制度の本質
1 結 論
2 含 意
3 今後の研究課題
文献一覧
事項索引
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