内容説明
目には見えないが……
確かに感じる、怪異の臭い!?
訳アリなふたりが探るのは、人知を超えた「怪異の謎」。
「お困りごと、承ります。
ようこそ、怪異相談処、がらくた堂へ」
薄暗く埃っぽい古民家で営む「杠葉古物堂」、人呼んで「がらくた堂」。
万年閑古鳥が鳴くその店の主・杠葉伊織は、怪異の相談を受けている。
それは杠葉自身に悲しい過去をもたらした”とある怪異”を探すためでもあった。
相棒は、人ならざるものの気配を感知できる遊馬悠人。
大切な人を奪われ、幸せな日常を破壊された者たちを救うべく、彼らは立ち向かう――この世ではない不思議な世界へ。
切なくも哀しい想念の果てにある真実とは……!?
沖田 円、渾身の最新作!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
59
弟が怪異に攫われた(と思っている)店主・杠葉と母が怪異に攫われた後生まれた「神の子」(そのため日常生活におかしな面があり普通の仕事を続けられない)店員・遊馬が怪異に対処する一種のバディ物。もう少し骨董品よりの物語だともっと好みなのになあ、と欲深い気分で読了。2023/12/30
坂城 弥生
37
怪異相談を受け付けるワケありの二人。2023/11/23
キナコ
26
ライトホラーノベル。人間と怪異の子である遊馬と、兄弟が怪異に拐われた杠葉のコンビが怪異を解き明かしていく。本作は3つの短編構成。ライトノベルなだけあり文章はあっさりと読めた。シリーズ化するのか、続きがありそうな終わり方。無理矢理な展開もなく、ホラー要素も少なめなため怖いものが苦手な人でも読みやすそう。2023/06/13
RIN
21
双子の片割れを神に奪われた杠葉と人と神の間に生まれた遊馬。怪異に対して出来る事と出来ない事を十分に弁えている二人だから、常識外れの下手な無茶はしない。古今東西の怪異について助言をくれる大学教授のセクシーお姉さん・撫子も癖は強いが言動に無理がない。作者さんの筆力と理性がこの作品を佳作に押し止めているのなら、その堅実さを是非とも応援したい。ホラー部分もしっかりしてるし、些か地味ではあるが読ませる力のある良作。一つ懸念があるとすれば撫子のあざとさだろうか。ただ個人的にふんわりと柔らかい傍若無人なお姉さんは好き。2023/07/09
ぶんぶん
18
【図書館】軽いミステリーかと思って借りて来た、捻りも無いし、謎解きでも無い。 持って回った書き方に閉口、挫折した。 2巻借りて来たが返却する事にした。2024/12/07
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