筑摩選書<br> 丸山眞男と加藤周一 ──知識人の自己形成

個数:1
紙書籍版価格
¥1,870
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

筑摩選書
丸山眞男と加藤周一 ──知識人の自己形成

  • 著者名:山辺春彦【著者】/鷲巣力【著者】
  • 価格 ¥1,815(本体¥1,650)
  • 筑摩書房(2023/03発売)
  • 夏至&父の日!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~6/21)
  • ポイント 400pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480017710

ファイル: /

内容説明

戦後を代表する知識人である丸山眞男と加藤周一は、いかにしてその思想を育んだのか? ともに青少年期に戦争を体験し、その時代の空気の中で「日本人のものの考え方とはいかなるものか」という問題意識を深めてきた。当時の政治や文化の動向を丹念に追い、その思索や行動の跡を示すノートやメモ等の豊富な資料とともに、出生から敗戦まで二人の自己形成過程を比較対照し、20世紀の日本に生まれた知的風土の根源に迫る。

目次

まえがき 和田博文(東京女子大学・丸山眞男記念比較思想研究センター長)/プロローグ──丸山眞男と加藤周一、その共通と相違/第1章 家族/1 流動性と多様性【丸山】/2 科学と詩歌【加藤】/補章1 関東大震災/1 関東大震災とその影響/2 記述による対象化【丸山】/3 母の背中【加藤】/第2章 尋常小学校時代/1 尋常小学校/2 山の手とスラムのはざまで【丸山】/3 自分の位置を発見【加藤】/第3章 中学校時代/1 旧制中学校/2 非模範生【丸山】/3 非優等生の自覚【加藤】/補章2 満洲事変と二・二六事件/1 一九三〇年代前半の状況/2 兄との激論【丸山】/3 「政治は怖い」【加藤】/第4章 高等学校時代/1 旧制高等学校/2 「国体」との直面【丸山】/3 言挙げする少数派【加藤】/第5章 大学時代/1 帝国大学/2 政治学との出会い【丸山】/3 心の支え【加藤】/補章3 一九四一年一二月八日──太平洋戦争開戦の日/1 一九三〇年代後半の状況/2 南原繁のことば【丸山】/3 弾丸と飢えへの恐れ【加藤】/第6章 大学卒業後/1 「近代」の再発見【丸山】/2 いのちの灯【加藤】/第7章 敗戦の体験/1 真珠湾攻撃からポツダム宣言へ/2 「開かれた社会」への出発【丸山】/3 敗戦と広島【加藤】/エピローグ/1 変革のための認識【丸山】/2 『日本文学史序説』への道【加藤】/あとがき 加國尚志(立命館大学・加藤周一現代思想研究センター長)/年表 作成:山辺春彦+杉山亮+鷲巣力+半田侑子/参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

たばかる

15
両者の評伝。両者の最終赴任校の研究センターが監修。主に前半期がまとまっていて、昭和初期の生い立ちや関東大震災の記録~学生時代~第二次大戦~戦後。それぞれの著作が要約されているが、評伝の文脈を削がぬようほどよく紹介されている位なので各書を読んでおくのは全体像を一緒に理解する上では必須。また思想・論理内在的な対比についても別書を参考に。2026/01/24

bapaksejahtera

10
知識人として戦後を代表した両者について、その業績紹介は程々に、知的成長と人格確立の様を、其々の成長の時間軸を交互に並行して辿っている。都会の知的な家庭に生まれ、幼少期から両者等しく府立一中、旧制一高、帝国大学とほぼ順調にエリートの行程を進み、恵まれた家庭の期待に兎も角も応える。今日受験業者の運営する中等教育程ではなくとも、当時の府立一中の高等学校受験支援の様は意外であった。両者は少年期からその思考の成長をいずれも文章として残す。書籍等の知的な趣味嗜好の選択も含めて凡俗の想像を超えるレベルにあった事に驚く。2026/05/24

ご〜ちゃん

2
なぜ、この本を手に取ったのだろうか。 読み終えて、あまりに自分と違いすぎるのは、時代のせいではなく、人間としての成熟度の違いなのだと思う。 出生から敗戦までの、丸山眞男と加藤周一の自己形成過程を読んでいったのだが、敗戦時31歳だった丸山眞男と26歳だった加藤周一。20代後半から30代にかけて、自分が社会との関わりの中で何か考えていたかを振り返ると、恥ずかしいくらい何も考えていなかったことを、この本を読んでなぜか思い出した。2023/07/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20728072
  • ご注意事項

最近チェックした商品