角川文庫<br> 初恋写真

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角川文庫
初恋写真

  • 著者名:藤野恵美【著者】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • KADOKAWA(2023/03発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041135563

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内容説明

大学2年生の星野は、男子校出身で女子に免疫がない。所属している写真部の新入生勧誘で、カメラを首から下げた女子と出会い、一瞬で心を掴まれた。その1年生・花宮まいは、ある理由で高校に行けなくなった過去がある。男性が苦手なのも、その過去のせいだ。写真部に入部した花宮は、新歓撮影会などを経て、少しずつ星野と仲良くなっていく。花宮に起こった過去の事件を知らなかった星野は、付き合い始めたのち、佳い雰囲気のままつい彼女を押し倒してしまう。その瞬間、花宮の身体は固まってしまい……。不器用なふたりの、みずみずしい青春恋愛ストーリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

43
男子校出身で女子に免疫がない大学2年生の星野。所属している写真部の新入生勧誘で、カメラを首から下げた新入生の花宮まいと出会い、一瞬で心を掴まれる青春小説。写真部に入部して、新歓撮影会などを経て少しずつ星野と仲良くなっていく花宮。一方である理由で高校に行けなくなった彼女の過去があって、付き合うことになったものの、実は男性が苦手な花宮のトラウマを刺激してしまう星野。こういうのはなかなか難しいなと感じながら読んでいましたけど、不器用な二人が相手を尊重しながら少しずつ距離を詰めてゆく初々しい距離感が良かったです。2023/04/27

あおでん@やさどく管理人

26
【第42回やさどく】文庫版で再読。少しずつお互いの間に信頼関係ができて、好きなことも嫌なことも伝えられるようになる過程がよい。相手のことを思いやれる穏やかな2人なら、きっとこれからも幸せだろうと思う。2023/05/05

Gonzou82

19
う~ん。なんと表現したらいいのかわからない読後感。元々文面はこんな感じだったなぁという感じだけど、恋愛してるとは思えないような冷静さ。という文面なのか。。。テーマが重いのだけど、そんなお話の感じではないような感じ。文章とは裏腹にやってることは結構なことやってますなぁという感じ。若い頃はこんな感じだったのかなぁと?思わないでもないお話でした。2023/06/08

kitten

15
単行本既読、新刊で購入。青春三部作(わたしの恋人、ぼくの嘘、ふたりの文化祭)の番外編?、みたいな、感じ。舞台は大学で、猫に好かれる地味な男子、星野と、過去の事件で男性恐怖症になってしまった、まいの物語。過去作と同様に、男子目線、女子目線の繰り返しで話は進んでいく。二人とも超真面目なので話としては第一作(わたしの恋人)に近いかな。あまりにも正しい日本語を使いすぎてて、そんなやつおらんやろ、と笑ってしまった。男子が常に欲望をたぎらせてるとは限らないし、女子だって積極的になることもあるよなあ。2023/04/14

meiko37

5
大学生の恋愛。初々しい。男子校出身で、女性に免疫のない星野と心に傷をおって高校を中退していた花宮まい。付き合いはじめてから、2人が結ばれるまでの紆余曲折。終始、まいのことを大事にする星野。可愛いふたりの恋愛。この先はどうなるのか、のぞいてみたい気もする。もう、初々しい気持ちにはなれないんだなと、さみしく思うおばさんでした。2023/08/20

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