講談社文庫<br> 警視の慟哭

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講談社文庫
警視の慟哭

  • 著者名:デボラ・クロンビー【著】/西田佳子【訳】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 講談社(2023/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065278697

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内容説明

警視庁から所轄署へ異動させられたキンケイド警視は、警察内部の闇の存在から目をつけられていることを知る。一方、妻のジェマはロンドンで、高級住宅に囲まれて外部からの侵入が困難な庭園で若い女性の死体が発見された事件に駆り出される。過去からの因縁と悪意を解きほぐした末に待つ、驚愕の真相とは!

『警視の謀略』に続くダンカン・キンケイド警視シリーズ、第17作。
『警視の挑戦』から続いていた陰謀の黒幕がついに明らかに!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くたくた

58
『警視の謀略』から3年待って待望の続刊。前巻ラストが「待て!次回」状態だったので、待つのが辛かったわ。内容はさらに3作前の『警視の挑戦』の未解決部分から引っ張っているので、関係者が大量な上、すでに人間関係がおぼろげになっていたのでやむを得ず人物リストを作成。巻頭の登場人物紹介じゃあ、足りない(笑)。シリーズが進むごとに登場人物が増えて、群像劇になっているのと、ジェマとキンケイドがそれぞれの事件にあたるスタイルなので、かなり細かくシーンを割っているのが読んでいてちょっと忙しなかったかな。2023/04/26

むつこ

25
シリーズ17作目。オバチャンの私としては二人の私生活(ラブ)はもっと少なくていい、ジェマが夫の不振な行動にいちいち反応することにイラつき、どんどん流し読みになってしまった・・・さて、今回はダンカンの元上司が暴漢に襲われ、ジェマは自身のママ友関係の女の子が殺害される事件を追うことになります。どこの国でも公安の仕事ってたいへん、真犯人(ラスボス)にも納得。それでも二人の周囲の人たちは本当にイイ人、みんなの言葉遣いが優しくて心地よい。ジェマだって仕事はできるのになんであんなにヤキモチ焼きなんだろう。2023/09/29

kyoko

17
2月から読み始めた警視シリーズ、とうとう最新作に到達。前作からの待ちの時間が長かった。出版時期じゃなくて、図書館の予約待ちだけど。いろいろ溜まっていた謎が解決していくはずだと思いながらも、あれこれ誰だったっけ?と思い出しつつ(思い出せないが)何とかゴール。敵と味方の判別ができないまま、身の恐怖を感じながら、だからこそジェマには詳細を言えなかったダンカンの思いと、ジェマの苛立ちが夫婦の危機を呼びそうで、ハラハラしながら読んだ。期待通りの面白さ。2023/08/03

こーらすまま

8
納得できない人事異動に苦悩するダンカンとママ友関係の殺人事件に巻き込まれるジェマ。警察の黒い闇に斬り込むのはさぞや怖かろう、ジェマが奥さんでよかったね。2023/08/02

パカゲニー

7
デボラ・クロンビーのキンケイド、ジェマシリーズ。 キンケイドの元上司チャイルズ警視正が、突然暴漢に襲われ意識不明の重体に。また、ジェマの方は、息子トビーが通い出したバレースクールで知り合ったジェッシー少年のシッターリーガンが殺害されその捜査に駆り出される。 今回は前作で未解決であった警察内部での黒い疑惑に迫る。 途中、チャイルズ警視正の公安活動が挿入され黒幕のヒントとなりうるか。 子供たちは素直に成長し問題なし。両事件の進展を楽しめました。2023/07/08

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