こう見えて元タカラジェンヌです 遅れてきた社会人篇

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こう見えて元タカラジェンヌです 遅れてきた社会人篇

  • 著者名:天真みちる
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 左右社(2023/03発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784865283594

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内容説明

「宝塚の佐藤二朗」の一切の気取りを排した文才に、「佐藤二朗」は嫉妬を覚える。――佐藤二朗(俳優)

宝塚歌劇団で「情報量の多いおじさん役」として愛された天真みちる=「たそ」による大人気エッセイ『こう見えて元タカラジェンヌです』に、待望の続編が爆誕!
タカラヅカ退団後二週間で企業に就職して「歌って踊れるサラリーマン」になり、華麗なる歌劇団と一般社会のギャップにおののきながら、慣れない議事録作成、初めての脚本執筆、 演出家への険しい道のりをタンバリン片手に突き進む。
フリーランス転向の決意、ひとりで生きていく覚悟を決めた直後に運命の人とまさかの結婚……そしてフィナーレは、歴代トップスターたちが総出演の『エリザベート ガラ・コンサート』への大抜擢!

地上に降り立った元タカラジェンヌ、右往左往のセカンドキャリア!

目次

もくじ

[件名]新刊のご案内【株式会社たその会社 天真みちる】

第一幕
第1場 「元」タカラジェンヌとしての第一歩
第2場 転職したらプロデューサーになった件
第3場 SNSデビューと恐るべき議事録
第4場 ギックリ首と卒業後初のタカラヅカ
第5場 新人サラリーマンのブルース~新たな肩書を求めて~
第6場 プレイヤー天真へのお仕事
第7場 初めての脚本・演出依頼
第8場 与えられた試練~30日後に泣くたそ~
第9場 「演出家」への険しい道のり
第10場 タンバリン芸人としての需要
第11場 ドキュメントオブ天真爛漫ショー
第12場 みんな違ってみんないい、こともない
第13場 さらばサラリーマンたそ

第二幕
第14場 フリーランスたその誕生
第15場 書けるの? 書けないの? どっちなんだい!
第16場 フリーランス・テンマの日記~自由と地獄の輪舞曲~
第17場 ジャーニーオブ断食道場
第18場 静寂の中で生まれたもの
第19場 ラブストーリー(仮)は突然に
第20場 約4坪のお見合い会場
第21場 新感覚のプロポーズ

フィナーレ
第22場 エリザベート・ガラ・コンサートへの道のり
第23場 稽古場日記~アニバーサリーバージョン~
第24場 稽古場日記~フルコスチューム・スペシャルバージョン~

さよなら皆様
社会人・天真みちる(第一期)のあゆみ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りんご

48
華やかな舞台を引退した人ってどうやって生きていってんのかな?はいつもほんのり疑問なんです。その疑問の一つの回答としてこんな感じね。イベント、企画、クリエイターなどなど。演者として見えてたものとは当然ながら違う苦労がありますね。ヅカの方々は勉強熱心でストイックが故に「好きなものについてはある程度勉強してあるんだよね?」ってスタンスを取ってしまう、と。なるほど!そんなにわかで「好き」を名乗るな、と。ははは、このズレはなー、そっかー。2024/02/23

くさてる

26
宝塚を退団したあとのタカラジェンヌはどんな人生を歩むのか?軽くて読みやすい文章ですいすいと楽しく読まされる内容だけど、実際に直面する様々な困難は、なかなかにシビアなもの。しかし、宝塚という才能と努力、運といった様々な要因の中で活躍で来た人には、やはり備わったものがあるのだなと思いました。この本のなかにも何人もの元ジェンヌが登場するけれど、みなさまそれぞれに人生を懸命に生きている。多くの人を舞台で楽しませてきた彼女たちの第二の人生に幸あれと強く思います。2023/07/05

aiaimo`olelo

23
天真みちるさん2作目。やっぱり好き、タソさん(天真さんの愛称)の言い回し!「見たくなくてもあなたの瞳にダイビング!元花組の視線ドロボウ天真みちる」なだけでなく、歌って踊れる会社員、そして歌って踊れる社長になった言葉使いの巧みな言葉マジシャン天真みちるさん。笑いに次ぐ笑いで、腹を抱え 頬を挟み ハンカチタオルを鼻にあて 家族みな寝静まった深夜に「…っぐふふ」という変な笑い声を漏らし 我も共に『EXCITER!!』を歌い踊り狂い家族の不評を買い そして読了。楽しかった! もっとタソさんの言葉に触れたいです。2023/09/19

なつみかん

16
前作エッセイを面白く読めたので、続きにも手を伸ばしました。宝塚を卒業してからの筆者の奮闘記、その言葉のチョイスから伝わってくるイキの良さで一気読みでした。2024/01/28

みーなんきー

14
宝塚を退団されるまで、その本を手に取るまで、存じ上げなかった天真さん、表紙のインパクトある写真と、元宝塚という点に惹かれて読んでみました。宝塚歌劇団という後ろ盾がなくなった後、皆さんはどのように活動されるのだろう、とかねてから疑問だったが、その方のパターンを色々書き記してくれていました。知り合いから頼まれる舞台系の出演や、結婚式余興、そして揺るがない宝塚ファンからの、歌劇に似せた出演、それらの舞台を自分で作り上げる演出。初めてのことも多くご苦労されたようだが、結婚への道筋は面白かった。2023/12/17

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