内容説明
フリーターの秋川瑞希は、テレビプロデューサーの叔母に超能力者エステラの通訳兼世話役を押しつけられる。嫌々同行したロケ現場で、エステラの透視通りミイラ化した死体が発見された――。一方、妹と中国から日本に密入国した林守敬は、過酷な運命に追いつめられていた。様々な因縁が交錯する先に立ち現れる驚愕の事件とは? 著者初期の傑作サスペンス長編!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐倉
14
誉田哲也初読み。霊能力者による犯罪捜査番組の撮影とその番組を茶の間で見てるサラリーマン、霊能力者が見つけた白骨死体、何かを隠している人探しコーナーの依頼人夫婦、そして日本に密航して来た中国人労働者。読み進めても全く繋がらない、どこに向かっているのか解らない。だというのにひとつひとつのエピソードの魅力に釣られて読み進めると最後にはストンストンと填まっていく。18年前の小説だがとにかく読みやすくて面白い。書店の一角を占め続けるだけのことはある筆力。2023/04/30
黒縁メガネ
8
序盤中国から日本への密入国のシーンと、日本のテレビ局でのスピリチュアル的な番組との繋がりがどうなるのか、想像もつきませんでした。 そのため、物語が進むにつれての期待値も上がっていったのですが…。 グロシーンが多かったり、結末がどっちともつかない感じにモヤッとしました。2023/05/18
ブラック ミッフィー の チョコちゃん
3
誉田哲也の最新刊です! って言われてよんでもなんの違和感もなく 楽しめた1冊!ほんとに初期のころの作品なのか? って思うほど面白かった。 2023/04/05
ぷにこ
2
初期の作品だそう。 オカルトと中国人不法滞在問題が複雑に絡み合って、最後には解決。主人公の性格がビミョーなところは、初期作品なので、しかたないか。2023/07/09
terukravitz
2
★★☆☆☆2023/02/23