内容説明
古代の人々の生活や信仰、祭りの中から神社は各地で発生した。では彼らはどのような神々を祀ってきたのだろうか。明治以降の国家神道の影響を受ける以前の“祭祀の原像”を求めて、主要な神社の成り立ちや特徴を解説する。取り上げられる神社は大神(おおみわ)神社、伊勢神宮、宗像大社、住吉大社、石上(いそのかみ)神宮、鹿島神宮、香取神宮などで、それらは大和王権の国家運営が進むに従い、それぞれに役割を付与され性格づけられて、律令体制下の神社制度として確立していくことになった。日本古代史における神社の起源と変遷をていねいに辿り、その存在意義を考察する。
目次
第1章 日本の神と社
一 古代日本の神々
二 神社の成立
第2章 三輪王権の神体山〈大神神社〉
第3章 大王の守護神〈伊勢神宮〉
第4章 航海と外征の神〈宗像と住吉〉
一 朝鮮航路の守護神──宗像大社
二 大和王権の航海神──住吉大社
第5章 王権の軍神〈石上神宮〉
第6章 東国の鎮守〈鹿島・香取神宮〉
第7章 古代の氏神の祭り
第8章 神祇官の祭り──西院の神々と御巫の奉仕
第9章 祈年班幣と国司の神祭り──律令国家の神社支配
あとがき
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