集英社文庫<br> ぼくは始祖鳥になりたい

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集英社文庫
ぼくは始祖鳥になりたい

  • 著者名:宮内勝典【著】
  • 価格 ¥1,221(本体¥1,110)
  • 集英社(2023/03発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087444834

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内容説明

超能力少年として知られたジローは22歳。NYの研究機関で軟禁状態となるが、訪れた天文学者ニューマン、教え子の宇宙飛行士ジムの導きで脱出。砂漠での生活を経て、自らの足で新たな一歩を踏み出す。アメリカの広大な地を遍歴し、先住民の苛酷な儀式に加わり、ゲリラの活動に身を投じ、旅の果てに彼を迎えるのは…。我々は何者であるのか――。手触りや味、においまで立ち昇る文章。実際に世界60か国以上を歩いてきた著者が、15年を費やして思想、科学などあらゆる分野を包括して書き上げた「文学の力」を示す傑作が復活!

目次

第一章 出発の日
第二章 青いラピスラズリの指輪
第三章 出会い
第四章 砂漠へ行こう
第五章 女の声
第六章 恐竜の丘
第七章 この世で見た最も美しいもの
第八章 ダイナソーロイド
第九章 惑星のネイティヴ
第十章 百秒だけの友愛
第十一章 人びとのために祈れ
第十二章 サンダンス
第十三章 そこにいるなら隠れずに出てこい
第十四章 分水嶺/舟をつくる
第十五章 密航
第十六章 エメラルドの密林の奥
第十七章 国境の沖
第十八章 脳とキノコ雲
第十九章 この惑星こそが楽園なのだ
第二十章 おおーい、だれかそこにいるか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐倉

14
かつて超能力少年だったジローがアメリカの研究所に招待され軟禁同然の扱いを受ける。研究所に見学に来ていた天文学者と宇宙飛行士の手引きを受けて脱出し、大陸を放浪していく。恐竜の化石発掘隊、独立を目指す先住民の部族を転々としながら、ジローはかつて接触した複合意識、そしていまある存在の意味を追求しようとしていく。長く肉体を酷使する旅の合間に挿入される寓話たち…不器用にしか飛べない始祖鳥と猿に掴み取られて貪られてしまった雀、自由に飛び回る蜂鳥、怠惰と捨て置かれながら実は誰よりも高い意識を手に入れた異星人…が印象的。2025/06/06

鈴川愛夏

3
#読了 二ページ目から宗教も人種も超越した世界へ引き込まれた。古い古い人類が誕生する前の歴史・近未来、宇宙… 読み解く者によって感想がかなり異なりそうな小説であった。長かった。2023/01/26

じんこう

1
むむむ・・・難しい本でした。2023/03/08

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