知能犯の時空トリック

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知能犯の時空トリック

  • 著者名:紫金陳/阿井幸作
  • 価格 ¥1,599(本体¥1,454)
  • 行舟文化(2023/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784909735133

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内容説明

官僚を殺すだけでなく、官僚組織自体を翻弄する犯罪者。倒叙ミステリとしては珍しいほど大規模な犯罪計画に圧倒された。
―― 文芸評論家 千街晶之

硬直した社会システムへの風刺に満ちた、まったく新しい倒叙ミステリー。名刑事と天才的殺人者との息詰まる対決!
―― 作家 大倉崇裕

計画停電の夜、県検察院のトップが殺害された。周囲の監視カメラがシャットダウンする間隙を突いた犯行。唯一の目撃証言が指し示した容疑者は――地域の人々から愛されるベテラン警官・葉援朝だった。葉には愛娘を有力政治家の息子に轢き殺されながら、示談に甘んじ揉み消しに協力させられた過去があった。被害者の検事長は、事件隠蔽の調整役のひとりだった。
葉への内偵が慎重に進められる中、新たな死者が出る。人民法院の裁判長が、自宅マンションで上階から落下した敷石材の直撃を受けたのだ。不幸な偶然が重なった事故死と思われたが、捜査責任者の高棟は現場の些細な痕跡から、力学の知識に長けた人物による計画犯罪を疑う。葉援朝の背後には、彼を伯父と慕うエリート校の物理教師の影があった――前作『知能犯之罠』を上回る狡猾な計画犯と捜査陣の頭脳戦、その果てにある壮絶な人間ドラマに刮目せよ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うまる

25
続編。前作の方が圧倒的に面白かったですが、ハイテク捜査を逆手に取る知能犯との対決は、相変わらず読み応えがありました。今回は地元の先生なので、犯人の事を知っている人が多いし、仕事関係で行動制限が多いのが特徴的。おまけに尻拭いから始まるので、倒叙としては危険度がより高くなった感じですね。前作のこともあるから、最後に笑うのはどっちか、目が離せない展開でした。推理の王シリーズとやらも翻訳版出ないかな~。2023/08/11

Schunag

4
いくらなんでもこの邦題は。と思ったのですが、ほぼ原題どおりでした。2023/05/07

xuehuabing

2
「知能犯之罠」「悪童たち」も読んでいるが本作も負けず劣らずおもしろかった。中国社会、とくに官僚の 闇っぷりには根深いものがあるなぁ。ところでカバーのデザインやフォントがいかにも素人っぽくて同人誌かと思ってしまったのだが、もう少しなんとかならないものか。2023/05/23

親知らずは存在しない

1
出版社の方〜!すべての人名にふりがなをつけてくださいませんか〜!いちいちアレ?なんて読むんだっけ?ってなって話に入り込めず勿体ない思いをしました! 殺される偉い人たちがわかりやすく嫌な奴だったり悪人なので、犯人を応援したくなってくるし これ最後の最後で正義が勝つ的なかなしいやつなのでは…と思ったけど、捜査責任者の高棟が正義感より自分の出世を大事にしたいタイプのおかげでスカッと終わった。 でも高棟、将来顧遠に殺されてもやむ無しみたいな嫌な奴にならないでね。2024/01/09

Akko1454

1
前作「知能犯之罠」と同じく中国の架空県を舞台にした倒叙ミステリー(ちなみにSF要素は全くありません)。要人は汚職に染まり、貧しい人たちは泣き寝入りをする。そんな腐った社会に立ち向かい、完全犯罪を目論む殺人者と、犯罪を暴こうとする敏腕刑事。このシリーズ、面白いのですよ。もっと人気が出てほしいな。2023/08/09

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