ドラゴンノベルス<br> 刹那の風景4 68番目の元勇者と訳ありの依頼

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ドラゴンノベルス
刹那の風景4 68番目の元勇者と訳ありの依頼

  • ISBN:9784040747941

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内容説明

リペイドの街のギルドで、アルトは自らの意思で依頼をうけることに。その依頼とは、余命幾ばくもないラギという老人と、残り少ない余生をともに過ごすということだった。一方セツナは、ノリスとエリーという花屋の夫婦を助けるために依頼を受けることにするが、時を同じくして、王妃から直々に別の依頼が持ち込まれ・・・・果たして、セツナとアルトはそれぞれ依頼を無事達成することができるのか? リペイドでの尊く愛おしい日々を描く、シリーズ第4弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bulbul

6
表紙の三人目の獣人は誰だ?と思いながら読みはじめました。アルトの初仕事の依頼人です。アルトの感性が炸裂して楽しそうな三人の生活でした。哀しい出来事は次巻ですね。お花屋さんと12日間に渡る求婚式のエピソードも楽しかった。表紙はエピローグに続いていたのか!と、感動してじっくり見直しました。穏やかな一枚、素敵です。2023/03/08

5
リペイドに残ったセツナが、弟子アルトに冒険者ギルドで依頼をうけさせる前半。死期を悟った狼獣人の老人の家に住み込みすることに。後半はセツナが花屋でアルバイトをする話。2023/03/23

瀬々

2
リペイドに長期滞在を決め、初めて一人で依頼を受けるアルトの話が入っています。アルトが受託した依頼は期限が1ヶ月以上のもので、どうしてそんなに長期なのか、という理由がこれまた切ないです。この先アルトは物凄く傷つくと思うのですが、同時に何を得るのかも見守りたいです。花屋勤務のセツナもとても可愛らしかったです。2024/04/20

beryl

1
 獣人の大家と主人公師弟とのゆるやかで、少し切ない物語。好きな作品の一つとなりつつある。その上で、苦言を呈すれば、出版元の問題かもしれないが、この巻は、二つに分けたほうがよかった。騎士の婚約をめぐる挿話は心振るわせる美しい話だが、主人公と花屋をめぐる挿話との印象は受けなかった。ボリュームが全体の20%を占めるのはバランスを欠くと思う。一方で、新月時しか話せないトゥーリとの交流の詳細や王妃からの依頼の結末は次巻に繰り越した。あとがきによると、他にも削った挿話があるとのことで、最初の結論に至った。2023/03/26

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