内容説明
「それでもロゼは、私の英雄だよ」
育て屋は相変わらずの閑古鳥で、ロゼは暇を持て余していた。
勇者をも超える力を覚醒させたローズとコスモスも、なぜかはじまりの町から出ていかない。
そんな穏やかな日々が過ぎていく中、久々の依頼人が訪れる。
無口で高身長、そしてエルフの従者を伴った彼女の名はネモフィラ。
「私を、強くしてほしい」と決意を込めて語るネモフィラに心を打たれたロゼは、ローズとコスモスと共に力になることを決める。
かくして3人は国の一大事に巻き込まれ、理想のスローライフがまた遠くなるのであった……。