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内容説明
「私も働くことで 誰かを支える 一本の綱になりたい」
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お一人様でも社会復帰できる!
ある日目の前にユニコーンと歯車が現れた――笑って泣ける、明るい精神疾患コミックエッセイ
【岩波明(監修)によるコラム×対談も掲載!】
【全編改訂×新規書き下ろし漫画付】
オタクのズミクニは、ユニコーンが歯車に押しつぶされる幻覚を見て、自分が統合失調症を発病したことに気づく。精神科病院に措置入院するも、そこでの生活は初めてづくし。ガラス張りの保護室、監視付きのトイレ、歌い続ける同室患者。戸惑いつつも療養し、なんとか退院。以前と同じ介護士の職にもどるが、今までのようには働けず……。
一度病気になったら社会に戻れない?
頼れる恋人や家族がいないと生きていけないの?
推しへの想い、病院関係者、SNSの仲間たち、職場の上司、障害者年金、就労移行支援事業所――たくさんの人や福祉に救われ、ズミクニは社会復帰を目指す!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
42
様々な経緯が書かれているエッセイが多い中、この本は開けたらいきなり措置入院!うわあ!フランツ・カフカの 『変身』の冒頭を読んだときの強烈な違和感を再体験しました。いやあこれは大変だ!何度も振り戻される自分に翻弄される著者を救ったのは、SNSの友人や福祉、上司。時には親切な道で出会った人も…多くの人に支えられ、「ああ、まだ生きられる」と冷静になる描写に心を揺さぶられました。世の中捨てたもんじゃないよね。2024/08/09
くさてる
23
題名通り、統合失調症になって入院し、そこから社会復帰するまでの著者の生活を描いたコミックエッセイ。癖のある可愛らしい描線で描かれる状況は、壮絶でたいへんで、でもちゃんと地に足がついた道乗りで。100人に1人が発症する病でありながら、なかなかその実情は知られることがない病気だけど、患者の視点だけでなく、専門医からの丁寧な解説と注釈が添えられたこの本を読むことで、この病についてより深く知ることができると思う。面白かったです。2024/08/28
いぼいのしし
23
結構衝撃的。2023/04/12
宇宙猫
16
★★★★ 統合失調症が悪化して措置入院になり、自分のペースで働けるようになるまで。軽い間は病院などでも追い払うようにあしらわれて悪化してしまうのが切ない。もっと、社会の理解が進むといいと思う。2024/03/16
猫路(ねころ)
15
当事者による漫画エッセイ、タッチに荒々しさが目立つ、作者は幻視に悩まされ、家族にも理解されないまま、遠くまで来てしまい、そこの精神科へ措置入院、こんなん過酷だし、私だったら負けるかも。2024/04/20