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内容説明
世界中を巻き込んだ戦争から数年。
大国の利害関係に翻弄された、北方の小国はいまだ戦争に国土と国民が傷ついていた。
懸命に復興を目指す国家において、取り残される人々がいた。
国家の為に働くことのできない病人やけが人たちは社会から疎外されるしかなかった。
体を動かせない重病人やけが人が最終的に集められるお屋敷で働き始めることになった猫耳少女・エレナ。
エレナを待ち受けるのは命の価値が揺らぐ厳しい現実。
それでも生きることの尊さと生命の可能性を信じるエレナの想いの熱は、いずれ周りの人々に、そして国中に伝わり大きなものになる。
深い闇のように先の見えない現実における大きな灯となり、やがて国家の福祉を変える少女の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
YS-56
5
覚えていたいし、覚えていてほしい。そんな大切な想い出です。2023/03/08
もだんたいむす
4
かなり良かった。猫耳の意味を知りたいような気がするけど、それは追々でいいか。2023/05/07
乗合自転車
4
エレナのまっすぐさ、生命への尊厳、全てに胸を打たれる作品。単なる庭師だと思っていたヴィーリがまさかの活躍を見せるのにも驚き。エレナの思いがどのように社会に根付いていくのか、そこを見守りたい。2023/03/05
funa1g
1
猫耳の印象とは違った戦争で障害を負った人々の話で良くできているのだけど、なぜ猫耳…とはなる2023/12/17
はるひ
1
良い漫画だが、ここで描かれる苦しみ達を直視する心の余裕が私にはないのかもしれない。舞台のモチーフが冬戦争後のフィンランドであるのは明らかだったが、シモ・ヘイヘモチーフのキャラクターまで出てくるとは思わなかったので驚きだった。2023/08/21