内容説明
※電子版は書き下ろしショートストーリー
『私の好きなもの』の特別付録つきです。
大神獣だかなんだか知らないけどその竜、私の獲物です!!
帝国を、国民を、そして我が子の未来を守るため──
暴れん坊令嬢は最強騎士(夫)を従え、竜との決戦へ!!
田舎の“野人令嬢”と“貧乏騎士”から一転
帝国の皇太子妃と皇太子となったラルフシーヌとセルミアーネ。
突然の皇族入りだけに敵は多く、儀式に外交に政治にと
奮闘する中で貴族達と火花を散らせることも。
そんな中、隣国の侵攻を受けて出征することになった
セルミアーネだが、実はその裏には、二人を陥れたい
何者かの陰謀が渦巻いていて──!?
帝宮の常識を次々と覆す規格外皇太子妃
ラルフシーヌの戦いが伝説の神獣「竜」を呼び寄せる!!
[登場人物]
<ラルフシーヌ>
名門侯爵家の11番目の子として生まれたものの、養育費不足のため
領地で平民として育てられた「野人令嬢」。帝宮でのお披露目式で、
虐められていた令嬢をかばって暴れたことで、セルミアーネに惚れられて!?
<セルミアーネ>
現皇帝と公妾だった母から生まれた皇子だが、母の教えにより身分を隠
していち騎士として生き、ラルフシーヌに求婚する。しかし皇太子達の
相次ぐ夭逝により、急遽、帝国の皇太子として立つことになる──。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どんぐり@京都の何処かで
17
Web版最新まで完読!ついにお待ちかねのドラゴンスレイヤーとなるラルとミーア。貧乏騎士に嫁入りしたはずが、旦那は実は皇帝の隠し子であったが、必死で皇太子妃としての嗜みを身に着け、更に弓矢一本で(なんだかんだで改良しまくり)空飛ぶ竜を落としたラル。清々しいまでの腕力政治。Web版でほろっと来たが、最終話の帰郷編が本当に良作。また書籍化には入っていないので残念だが閑話集は脇を固めるキャラのストーリーとなっているんでおススメです。作中にちょいちょい出てくるラクガキは、本当に残念要素です。本編作品は最高なのに。2023/03/09
Mc6ρ助
13
「デルフィニア戦記」に狂喜した爺さまたちへ。これを読み逃して旅だってしまっては後悔すると思うぞ(と、言いながら、WEB版で読み通してしまう、ごめんなさい)。2024/05/06
bulbul
4
皇太子妃から皇妃へ。活動範囲は狭められても大活躍は変わらないラルで楽しかった。竜退治では帝都の人々が力を合わせた臨場感でワクワク。そして最後までラルとミアの互いへの愛と尊敬が深くて隅々まで面白かった。息子のリーネはちょっとだけ登場でも気苦労が偲ばれる。子供達も楽しそうでなによりです。2023/03/05
kinta
3
皇妃になってもラルさんは変わらず。でも本人の中では大きな変化。度量の大きい旦那(というか国王ですが)がいて、その中で奮闘するヒロインの逞しさよ。活発なヒロイン、ではとどまらない大きさを描いた著者に乾杯。2024/02/11