内容説明
※電子版は書き下ろしショートストーリー
『ルビーのペンダント』の特別付録つきです。
「熊を狩ろう」って言われて結婚したのに
皇帝の隠し子とか、聞いてない!!
暴れん坊令嬢×身分を隠した最強騎士 溺愛成り上がり冒険譚!
侯爵令嬢でありながらワケあって田舎の領地で
育ったラルフシーヌは、ずば抜けた運動能力と
負けず嫌いな性格で、狩人としても村の子供達の
親分としても名を轟かす「野人令嬢」である。
13歳となり、貴族の義務としてしぶしぶ参加した
帝宮でのお披露目式でも暴れ周ったことで、
騎士・セルミアーネに見初められ、帝都に嫁入りする羽目に。
しかし貧乏騎士だったはずの彼は、実は現皇帝の隠し子で――!?
戸惑いつつも覚悟を決めたラルフシーヌは、
規格外の皇太子妃として、帝国の常識を次々と覆していく!
[登場人物]
<ラルフシーヌ>
名門侯爵家の11番目の子として生まれたものの、養育費不足のため
領地で平民として育てられた「野人令嬢」。帝宮でのお披露目式で、
虐められていた令嬢をかばって暴れたことで、セルミアーネに惚れられて!?
<セルミアーネ>
現皇帝と公妾だった母から生まれた皇子だが、母の教えにより身分を隠
していち騎士として生き、ラルフシーヌに求婚する。しかし皇太子達の
相次ぐ夭逝により、急遽、帝国の皇太子として立つことになる──。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どんぐり@京都の何処かで
17
Web版閑話含め既読。推していた作品が書籍化されるのは嬉しいですね。侯爵家に生まれたが、末っ子のため令嬢教育をされず、田舎で狩人生活を満喫していた野生児ラルフシーヌ(超美人)。ある時、しょーがなし出席した式典で将来の伴侶である騎士・ミアと出会い、数年後結婚。だがしかし、、ミーアは皇帝の隠し子だったわけで、突然のんびり騎士の嫁として熊やら猪を狩っていたラルフシーヌは、ある日突然皇太子妃になるわけで。ドタバタが楽しい。ラルの強さが楽しい。そんな作品。頁のちょいちょいに挟まれるラクガキが邪魔なのが残念。2023/03/09
bulbul
4
子だくさんの候爵家の11子、教育費削減の為平民に馴染むように育てられ、気付けば子分100人越えのガキ大将に。野人令嬢ラルと訳あり騎士のミア。二人が出会って数奇な運命で皇族になっても破天荒で誠実な行動力は変わらないので面白い。特に出会いのお披露目式と夫婦喧嘩には腹筋笑って変な声出た(^^; ラスト、熊狩りの活躍とオチにも笑った。2023/03/04
cycle
3
面白かったのでなろうで続きを読んだ。2024/04/03
kinta
3
頑張っている女性(そして暴れ馬的な女性)を描くのがうまい著者。にしても規格外な女性が出てきたなあ…身分的には問題ないのですが、環境すごい。しかも熊狩れますって!ただ、「野人令嬢」ってありますが、彼女の努力でマナーや社交が出来る感じはサブタイトル盛り過ぎというか、行き過ぎな感じ。編集部イエローカード気味な感じがある。でもラルとミアの二人の関係値が新鮮でにやにや。元気が出ます。2023/05/16
osiripenpen0
0
シンデレラストーリーだが皇太子妃になると貴族儀礼ウザいという「戦記物で兵站にスポット当てて兵站大変」みたいな趣がある。転生ものではないが野人な主人公なので感情移入しやすく、気持ちいいね。ここまでは面白かったが、お膳立て済んだここから痛快な話になるか楽しみにしとこう。熊を狩る皇太子妃いいね。2024/06/06