詩想社新書<br> いつも「話が浅い」人、なぜか「話が深い」人

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詩想社新書
いつも「話が浅い」人、なぜか「話が深い」人

  • 著者名:齋藤孝【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 詩想社(2023/02発売)
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  • ISBN:9784908170331

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内容説明

話の「深さ」は、人間の「深さ」である。

なぜ、あの人の話はいつも「浅い」のか?

話しぶりは流ちょうでも、
実は中身のない話をとうとうと話している人がいるものです。
そういった人たちは、まわりがいくらうんざりしていようとも、
「浅い話」を繰り返し、最終的には、
「浅い話」をする「底の浅い人」という評価をされるようになってしまいます。

当たり前のことばかり述べる話
ポイントを押さえていない掘り下げ方の甘い話
具体性がなく、終始、漠然とした話
思い込みが強くて視野の狭い話
ものを知らない、知識のない人の話
思いつきだけで、思考の形跡がない話
人生観のない話
普遍的視点がない話


・・・これらは聞いている人に、「浅い」という印象を与える話し方です。
情報や知識に乏しいというだけでなく、
その人自身が知的ではない印象を与えてしまうこともあります。
一方で、「深い話」ができる人は、
「あの人の話は示唆に富んでいる」、とまわりから好感をもたれることが普通です。
思慮深く、ものごとの本質を知っている印象もありますので、
周囲からは「深い人」として一目置かれることになります。
はたして私たちは、その人の話のどこに、
「浅さ」や「深さ」を感じるのでしょうか。
本書は、ビジネスの場面はもちろん、
日常の会話やテレビ、ネットに出ている人の発言などまで、
私たちのまわりにあふれる「浅い話」の問題点を解き明かし、
「深さ」、「浅さ」とはいかなるものなのかを具体的に示します。
そして、聞き手の心を動かす「深い話」をするための能力とはどのようなもので、
それをどう伸ばしていけばいいのかを解説。
あわせて、「深さ」を強調する話し方のテクニックも紹介。
「浅い人」から「深みのある人」へと変わる44の戦略。

まえがき◎あなたのまわりの「浅い人」
第1章 話の「浅い人」、「深い人」の違いはここだ
「深い話」をするために必要な3つの能力
「展開力」があると話は深くなる
「練られたもの」が深さである
深い人は「感覚の変容」体験がある
受け売りの誤情報に飛びつく「浅さ」
・・・など

第2章 本質がわかっている人は、やっぱり深い
普遍的な部分にまで思考できる人は深い
深さとは「具体的かつ本質的」なものだ
「本質」は斬新なものより「一見、平凡なもの」にある
「深さの感覚」を養う練習
細部に着目すると本質が見えてくる
・・・など

第3章 深い人は「エピソード」をもっている
具体化する力が話を深くする
話を深くするエピソードとは何か
実は誰もが、深いエピソードをもっている
見えないところで考えている深さ
「判断力」をキーワードにすると深いエピソードが見つかる
・・・など

第4章 「あの人は深い」と言われる話し方の技術
なぜか「深い人」の口癖
「スリーステップ論法」が話を深くする
会議で「あの人の意見は深い」と一目置かれる発言
逆質問に深さが出る
面接試験で深い受け答えをするには
・・・など

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さと

48
深い話をするために大切なポイントを3つ挙げている。『展開力』『本質把握力』『具体化力』それぞれの高め方も。最後に私の脳裏に刻まれたのは『アウトプットする能力』これは前述の3つに裏打ちされるものでもあるだろう。『ネットで本のレビューを書くことも効果的』と仰っている。確かに、感情を言葉にして伝える事はとても面倒で難しく厄介なんだがこれまで細々と続けてきた投稿も私の話の深みに一役買ってくれるといいのだが。2023/11/19

マエダ

40
ほとんどのビジネス書からは金儲けの匂いがしますが、斎藤孝さんは私からみたら無臭。読書会では浅い話になってないかなと客観的な意見が欲しく読了。2023/05/29

ロクシェ

36
評価【○】深さとは「具体的かつ本質的」なものにある。インターネットはコメント欄を読むと話が深くなる。私は本を読み終えたあと、共読本の感想を最大400件まで読む。感想を投稿する人の割合は約4~5人に1人なので、登録者が1600人くらいまでの本ならすべての感想を読んでいることになる。理由は、①本を読む理由に「文章力を鍛えたい」があるから/②アウトプット(主に口頭)で自分以外の視点でも語れるようになるから/③独自の視点で語るためには、他の人の視点も知っておく必要があるから、など。おそらく感想を400件も読むのは2023/09/21

のぶのぶ

33
 地元のホールでテレビ寺子屋の公開録画に行き、生齋藤孝さんを見てきました。4列目だったので、間近でした。お話も上手でした。この本を読むと、公開録画の20分ぐらいにこの本の大事なところがぎゅっと詰まっていて、改めて齋藤孝さんの凄さを感じた。深い話をするために「展開力」「本質把握力」「具体化力」が必要。我が仕事も、話す10倍の知識をもって望む、いろいろな角度から物事を見る、中庸の考えを大事にする、エピソードを加えるなど、とても参考になった。深い話だけでなく、よく考え抜いた仕事をしたいものです。がんばります。2023/08/09

金城 雅大(きんじょう まさひろ)

28
具体的かつ本質的な話が深くなるのは自明だが、抽象的かつ非本質的な話は100%浅いのかというと、少し違う気もする。 あとは、話し手ばかりがクローズアップされているが、会話・コミュニケーションなんてのは相手との協働作業なわけだから、聞き手にだって会話を深くする手段はあるはず。 というようなことを考えながら読みました。2023/03/08

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