内容説明
ロングセラー『折れない言葉』の第2弾。
90歳を迎えた国民的作家が自身を支えてきた言葉を通して、混迷の現代を生きる私たちに語りかけるエッセイ集。
困難な時代への深い洞察が、著者ならではの癒やしの世界へと読者を誘う1冊。
目次
第一章 やるしかないか
第二章 どうする、どうする
第三章 悲しい時には悲しい歌を
第四章 何歳になっても進歩する
第五章 それでも扉を叩く
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
funuu
9
五木寛之氏の言葉の力強さと優しさに心を打たれました。90歳という高齢ながら、連載を続け、書籍化する情熱が伝わってきて、読む側としても「何歳になっても進歩する」という章のテーマがまさに体現されていると感じます。特に、現代の不安定な社会を背景に、「やるしかないか」というシンプルな決意を促す部分は、日常の小さな挫折に直面する私たちにとって実践的で励まされます。名言の引用がただの羅列ではなく、著者の人生エピソードと結びついている点が秀逸 ただ若者には 爺さんの訳のわからない独白らしいねー2025/08/23
こけこ
6
なるほどと感心したり、ふーんと思ったり、元気づけられたり。生きていくのは大変なこと。でも、生きていかなければならない。先人たちの知恵を拝借して乗り切るためにも、また読もうと思う。2024/08/06
あきひと
6
格言、対談や読書から集めた、折れそうになる心を支えてくれるという言葉と、その言葉への想いを短い文章で綴っていて、サンデー毎日の2015年5月~2022年1月に連載された100件余りを一冊にまとめたもの。 五木先生のエッセイは常に前向きで優しくて、なおかつ若々しい。天皇の執刀医 天野先生の「100年を生きる」からの<私もまだ成長し続けています>を引用し、ご自身の中にまだ「伸びしろ」を見出されていて、引き続きお元気で執筆活動を続けてくださりそうだと安心しました。2023/06/16
こけこ
5
元気になれる言葉たち。言霊のように、元気をもらった。今日一日頑張れそう。たおやかに生きていきたい。2025/02/06