内容説明
恐妻家のシステムエンジニア渡辺拓海はあるサイトの仕様変更を引き継ぐ。
プログラムの一部は暗号化されていて、前任者は失踪中。
解析を進めていた後輩や上司を次々と不幸が襲う。
彼らは皆、ある特定のキーワードを同時に検索していたのだった。
『魔王』から五十年後の世界。
検索から始まる監視の行き着く先は──。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
涼
45
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/09/post-238d85.html 【魔王】から半世紀後の世界を描いています。著者は、何を暗示しようとなさっているのでしょうか?2024/09/22
Porco
21
『魔王』の続編らしい。あの犬養さんが首相にまで上り詰めたことが過去の出来事として語られたり、安藤という姓が絡むものがキーワードだが、現段階ではあまりガッツリとは関わってはいない。劇中でも言及されたように、機械文明と資本主義社会を痛烈に風刺したチャップリンの同名の作品のように、当時の過渡期の情報化社会を描きたかったのかなと。提示された謎がどうなるのか期待しつつ下巻へ。2025/06/14
ケイジ
15
あるワードを検索すると怖い目に遭うなんて不思議で不気味。事件のヒントが隠された作中作小説もあり、ワクワクを期待しながら下巻に。2023/04/19
ここぽぽ
13
設定に不安を覚えながら、読了。主人公の奥さんが何かのスペシャリストだったのかな?謎が深まり下巻へ。2025/04/25
つぐみん
7
久しぶりに伊坂幸太郎さんを読んだが、テンポも良く面白い。怖いシーンもあるが、ユーモアを交えているので楽しく読める。下巻も楽しみだ。2024/06/29