内容説明
デビュー作『元彼の遺言状』が大ヒットし、依頼が殺到した新人作家はアメリカに逃亡。ディズニーワールドで歓声をあげ、シュラスコに舌鼓を打ち、ナイアガラの滝で日本メーカーのマスカラの強度を再確認。さらに読みたい本も手に入れたいバッグも、沢山あって。締め切りを破っては遊び、遊んでは詫びる日日に編集者も思わず破顔の赤裸々エッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
277
基本的に帆立さんの好きな事、楽しかった事が綴られた、3章立て30編エッセイ。コロナ禍中にアメリカ移住を極めていたのですね。弟の(ほぼ決まっていた)アメリカ移住が頓挫してしまった事を思い出しました。それはさて置きですよ、好きな物事を好きと語るのを聞くのは好きなので大変楽しかったです。特にバッグへの愛ですよ。知らな過ぎる事なので、その深い世界に圧倒されました。でも氷山の一角なのでしょうね。後「女版・池井戸潤みたいな小説を書きたい」ってあって、やっぱり意識していたんだって嬉しく思いましたよ( ¨̮ )。2025/03/17
青乃108号
244
新川さんは俺の居住地に講演にいらして、俺は仕事で行けなかったのだけど妻は行って来ており「良かった」らしい作家さん、ぐらいの認識しか持っておらず、小説も未読だしドラマも観た事はない。何でいきなりエッセイから入るのかと言われれば面白いらしいと聞いたからに過ぎないのだけど、さすがに東大卒の方の文章は硬くて読みづらいのでは、と構えて読み始めたら何とも読みやすく一気に読んでしまった。作家の小説の書き方、バッグ愛、ディズニーワールド、ガチャピン先輩など話は多岐に渡るが、面白い。知性的で且つ平易な文章。小説も読みたい。2025/01/23
旅するランナー
229
〆切破りしながら、プライベートを楽しんでる後ろめたさを、編集者各位に詫びるエッセイ集。第一章:アメリカ逃亡編、第二章:あれもこれも好き、第三章:やっぱり小説が好きに一応分類はされてますけど、首尾一貫してぶっちゃけ気味に赤裸々々です。小説のドラマ化に際し、脚本は読まないけど、原作利用許諾契約書を熟読するのは流石だと思いますし、嫌なことをされると書き残しているという、「黒革の手帖」にちなんで名付けられた「黒腹の手帖」の暴露本としての出版に期待せずにはいられません。2023/09/04
Kanonlicht
145
メディアで目にするたび、経歴はもちろんのこと、性格も面白い人だなと思っていたので、どんなエッセイを書くのか興味津々で手に取った。締め切りを守らないことへのお詫びに始まり、自分自身のこと、世の中のことを飾らず正直に書いていて、小説家の視点に加え、弁護士の視点としても読めて面白い。時折「読んでいて楽しいですか?」と読者への問いかけが入るあたり、エンタメ小説家としての本分を守りたいという著者の気概が感じられて拍手を送りたくなった。2023/02/26
まちゃ
131
東大卒、弁護士、そして『このミステリーがすごい!』大賞受賞の人気作家。どんだけ才媛なのよって思ってました。そんな彼女の人としての一面を垣間見ることのできるエッセイ。親近感の湧く内容で良かったです。ガチャピン愛と、本人曰く「ガチャピン似」にニンマリ。新川帆立≒ガチャピンが刷り込まれてしまいましたよ(笑)。これからどんな作品を読ませてくれるのか楽しみな作家さんです。2023/03/29
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