文春文庫<br> サル化する世界

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文春文庫
サル化する世界

  • 著者名:内田樹【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 文藝春秋(2023/02発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167920029

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内容説明

日本人は劣化しているのか?
「今さえよければ、自分さえよければ、それでいい」――。サル化が急速に進む現代社会でどう生きるべきか? ウチダ流・警世の書!

※この電子書籍は2020年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Janjelijohn

15
日本が、今もアメリカの属国で、自立できていないことや、教育現場や介護現場でも、経済効率性が求められ歪みが起こっているということがよくわかった。2024/04/21

阿部義彦

12
コストパフォーマンスだのタイムパフォーマンスだのほざいてる奴は、一生そうやってればいい、教育は持ち出しであるは心に染みた。会議とか稟議書とか、ホウレンソウ等はどうでも良い、自由裁量権の無い仕事は上の顔色を伺ってばかりで手遅れを推奨してる様なもん。経済駄目政治駄目、それでも知能は世界的に見て高いらしいという事は、考えに考えてやってこのザマ、余計始末に負えない。サルに政治・経済任せたら如何ですか?2023/05/17

へい

3
サル化という言葉はきつさはあるが、内田さんの解説を読み、論理を積まれるとまあその言葉しかないよなと思う。教育に関するところがやはり一番力点が置かれていて、色々な人が色々な立場から、これを教育に取り入れるべしと声をあげることにより、本来養うべき、基礎を疎かにしてしまうという状態になっている。その状態にしておきながらなおのこと〇〇力が必要だみたいな乱暴さの繰り返しによりさらにガラパゴス化する日本。やはり一から見直して、10分間読書くらいからやり直した方がいい気がする。母語でしかできない思考の話が興味深かった。2024/11/27

花陽(かよう)読書会

3
今さえ良ければ、自分だけ良ければ、それでいいという人々のことを、著者は「サル化」した人々と指摘、実際に、そういう悪しき個人主事が、閉鎖的な社会状況を生み、他の人や、世界での出来事への無関心へと連なっている気がして、「サル化」とは、言い得て妙だと感じました。2024/05/14

2
「自分さえ良ければいい」と考えが多くいる現代の日本人に対して警鐘を鳴らしている本です。ぶっちゃけ難しかった…そのなかで印象的なところは、その職を捨ててまで言えないことなら言うな、責任持てということと(「週刊ポスト」問題)、AI時代の英語教育について、現場に自由裁量権は必要ということです。2024/03/02

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