- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
機能や性能が分かりやすい製品とは違い,「何が面白いか」は国や文化によって異なる。にもかかわらず,日本の文化から生まれたマンガがなぜアメリカ人に読まれるようになったのか? 文化製品のグローバル・マーケティングに立ちはだかる問題に示唆を与える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とりもり
2
タイトルから、アメリカでマンガを出版するノンフィクションかと思ったら全然違って学術書だったが、内容は読みやすくて、マンガを取り巻く環境などもよく分かり、非常に面白かった。市場の縮小にはスキャンレーション(違法アップロード)の影響が大きいこと、文化的障壁を乗り越えて成功するには異文化ゲートキーパーの存在が欠かせないことが印象に残った。異文化ゲートキーパーに必要な資質(①文化製品に対する深い理解、②進出先の顧客層に対する深い理解、③文化製品を進出先で流通させる力)は、全てのジャンルに共通すると思う。★★★★☆2020/03/28