スターツ出版文庫<br> さよなら、灰色の世界

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スターツ出版文庫
さよなら、灰色の世界

  • ISBN:9784813713869

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内容説明

高1の楓は、いつも友達に意見を合わせてしまい、自分を見失っていた。そんなある日、色が見えなくなる『灰色異常(グレーエラー)』を発症し、人の個性を表すオーラだけが色づいて見えるように。赤や青、それぞれ色があるのに、楓だけは個性のない灰色だった。そして、それを同級生の良に知られて・・・・・・。自分とは真逆で、意志が強く、意見をはっきりと言う良が苦手だった楓。しかし、良は「どう見られるかより、好きな自分でいればいい」と言ってくれて・・・・・・。良と関わる中で、楓は“自分の色”を取り戻していく――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

彩灯尋

15
色が見えなくなり、人の個性を表すオーラが見えるようになる異常の発症。臆病で周りを気にしすぎて自分を見失っている主人公と、強い意志を持って行動できるヒーローが出会い少しずつ変わっていくお話。色の異常も絡め、真っすぐなストーリーで純粋に楽しめた。読み終わったあとすぐにweb版を覗きにいったが、普段クールな彼の優しさの爆発が見れてとても良かった。ぜひweb版の番外編 藤田視点も読むこともオススメする。2024/02/13

mamenoko@まめ

12
私が丁度人間関係で悩んでいたときにポップに惹かれて読んでみた本。丸井とまと先生の表現の仕方が好きだった。あと萩森じあ先生の表紙イラストには色々な色が使われていて、とても素敵だなと思った。雲をあえて暗めの色で書いているところや、雫も白と黒をベースに書いているところが好き。読んでいた時期のこともあってかとても共感できたため初読のインパクトは強かった。★★★★★2024/05/31

月乃

7
なんでも周りに合わせてしまう楓が、ある日突然、その人の個性を表す色が見えるようになる「灰色異常」を発症してしまう、というあらすじです。この本は自分を見失うことがある人にとてもおすすめしたいです🫶🏻学生さんに共感できる点が沢山あり、読みやすかったです。                                                                 とてもおもしろいのでぜひ読んでみてください🕊💖

龍聖@本音語り

7
⭐️4久々にライト文芸面白いと感じた 貴方は何色ですか?私は赤なのかな多分。学校とかでありがちな自分の居場所に悩む少女にすごい共感できる良い作品でした。青春やなあ… イラストに惹かれて買ったけど、萩森じあさんなんですね。なんか見覚えのあるイラストだと思ってたけど。2023/07/26

しん∞SHI−N

6
【周りと違う事を恐れないで、自分の好きな色を纏って良い】周りの眼ばかり気にする自分が無い少女が、ある日を境に周りのオーラを感じ取る物語。今の世の中、周りと同調する事を求められ、自分の個性を出せば、極度に叩かれる生きにくい世の中になった。楓の世界は灰色に染まってしまった。自分を殺すのが上手すぎて、いつも他人の意見に流されていたから。自分とは違う鮮やかな色を纏う人達が羨ましかった。自分と違う性格の良と出逢い、自分と世界の彩り方を学んでいく。今からでも遅くない。自分の好きな色を纏ってこの世界を生きても良い筈だ。2025/07/14

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