内容説明
戦後の呪縛から脱却し、新たな価値観を築く時だ。気鋭の思想家が示す、豊かな社会のグランドデザイン。
目次
はじめに―コロナが社会の変化を加速する
序章 「最適化社会」がやってくる!
第1章 「戦後モデル」からの脱却
第2章 「クリエイティブ革命」で日本経済は進化する!
第3章 「文化立国・日本」のソフトパワー戦略
第4章 最適資本主義―国民が豊かで幸せになれる経済へ
第5章 教育の最適化―一人一人が自らの天分を伸ばせる教育へ
第6章 「組織」の最適化
終章 「最適化社会」における日本の使命
著者等紹介
二之湯武史[ニノユタケシ]
1977年京都市生まれ。京都大学経済学部を卒業後、松下政経塾(第21期生)、稲盛財団フェロー(第1期生)、起業を経て、2013年参議院議員に当選。『戦後モデル』の打破をテーマに、資本主義のあり方、文化立国、クリエイティブ革命など次々と新機軸を打ち出す。現在、桜美林大学客員教授をはじめ、経営者、プロデューサー、コンサルタントなど活躍は多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yuka
1
端的でわかりやすくまとめられている。ビジネス書としても一読の価値あり。地元選出の参議院議員でもある著者。しっかり学ぼうとされている姿勢を感じた1冊2021/03/30
ゆかり
0
とてもわかりやすい内容であった。高度成長期からバブルがはじけるまで躍進した日本は、良いものを大量生産する工業社会(Society3.0)であった。そこに固執している日本は、次なる情報社会(Society4.0)に対応できず、その次の最適化社会(Society5.0)への意識も遠い。行き過ぎた資本主義社会、新自由主義においては、経済格差が広がるばかり。石川啄木の「働けど働けど猶わが暮らし楽にならざり」状態。価値観はモノの豊かさではなく、ココロの豊かさに移行。ゼロからイチをつくるアートビジネス的センスが必要。2021/06/20