内容説明
国内・国外を問わず、多くの外交研究者や軍事ジャーナリストは、「台湾有事も尖閣諸島有事も、数年以内に起こり得る」と見ている。日中国交正常化(一九七二年)から五〇年、尖閣諸島はすでに戦時下といえる状況だが、もし尖閣諸島が中国から攻撃を受けた場合、日本はどう動くのか。守ることはできるのか。アメリカや中国、台湾や沖縄を取材し続けてきたジャーナリストが危機の真相を分析する。
目次
はじめに
第一章 すでに戦時下の尖閣諸島
第二章 効力なき日米安全保障条約
第三章 ウクライナ戦争と国際社会
第四章 攻める中国、守る台湾
第五章 思惑が交錯する東アジア
第六章 現実味を増す日本有事
おわりに