内容説明
校内二大美少女の一人でありながら負けヒロインになった秋実真凛と、幼馴染みである根本佳純との、恋の戦争に巻き込まれることになった葉桜陽。
陽は、真凛から突然、名前で呼ばせてほしいとねだられるようになり、さらに疎遠だったはずの佳純からは「甘やかすこと」を要求され部屋で誘惑されたり!?
距離を縮めてくる二人に、陽は心休まらない日々を送っているようで……?
そんな中、陽は真凛、佳純と動画撮影をするために遠出をすることになる。穏やかな旅になるはずが、陽の気を引くために二人は火花を散らしていて――!?
負けヒロインと幼馴染みによる修羅場ラブコメ、第2幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
32
紆余曲折の末に、校内二大美少女の一人でありながら負けヒロインになった秋実真凛と、幼馴染である根本佳純。そんな彼女たちの恋の戦争に葉桜陽が巻き込まれてゆく第二弾。前回の後始末をしながら、今後の方向性を模索する中で、真凛から突然名前で呼ばせてほしいとねだられるようになって、さらに疎遠だったはずの佳純から甘やかすことを要求される陽。真凛、佳純と動画撮影をするために遠出をする中で、手を変え品を変えて甘えようとする佳純と、対抗しようとする真凛という構図は、陽が大変そうですけどますますヒートアップしそうですね(苦笑)2023/01/23
真白優樹
9
大義名分を得た佳純が陽に甘えだし、真凛も頑張って陽との距離を詰める中、動画撮影のために遠出する事になる今巻。―――譲れない、全ても隣のその距離も。 前巻の後始末と新たな始まりを描いていく中で、佳純がまるで依存するかのようなかつての距離感で迫ってきて、拒み切れぬ陽が更にドツボに嵌っていく巻であり、恋のさや当ての始まりが修羅場の本格的な到来を告げる巻である。果たして、二人の火花散る戦いの行方とは。身内だからこそ優しくしてしまう、諸刃の剣な陽の良さはどう作用していくのか。 次巻も須らく期待であるべし。2023/01/25
rotti619
7
一言でいうと「世界よ、これが修羅場だ。」という内容。前巻で険悪だった関係を解消した元カノ佳純が反転して陽に甘えるようになった事から、佳純のせいで負けヒロインになった(と思われている)真凛も負けじとグイグイいくお話。恋心に超鈍感な事以外、察しもよく頭もカラダも切れる陽としては2人の関係を改善する為、真凛の提案する動画撮影の旅に佳純と凪沙を連れ出すも、そこは当然修羅場に。ここで面白かったのは、真凛がやり返すとかオドオドするのではなく、予想外の行動に出た所。見た目と違い芯の強い女性であることがよく出ていた。2023/01/30
XVR1113
3
今回もタイトルの通り、修羅場 でも方向は一巻と大違い、佳純と、真凛お互いはもう遠慮がない 恋愛要素は少なめだが、方向性が変わったため、以前のない面白さがある さて、最後は誰が勝つか2023/03/04