内容説明
近年、グラフ理論は工学、化学、コンピュータ科学などの理工系分野以外に、経済学・経営学、社会学などの文科系といわれる分野にも応用されるようになってきた。本書は理系・文系を問わず大学生全般を対象に、予備知識を特に前提とせず、高校1年までの数学の知識で読めるように書かれた入門書である。
目次
グラフとは
論理と証明
グラフの定義と用語
いろいろなグラフ
多重グラフと有向グラフ
二部グラフ
木
サイクル分解とその応用
点彩色とその応用
平面的グラフ
オイラーの定理と平面的グラフの彩色問題
地図の塗り分け問題―どんな地図も４色で塗り分けられるか
グラフの行列表示
支配グラフ
有向グラフの強連結分解
スモールワールドネットワーク
