内容説明
脱走ヤギは働きヤギに変身し、逃げ出した子モモンガは自らお縄になり、砂丘のスナガニは求愛ダンスで宙を舞う……コバヤシ教授の動物センサーは今日も絶好調! 自然豊かな大学を舞台に起こる、動物と人間をめぐる事件の数々を人間動物行動学の視点で描く。どの巻から読んでも楽しめる、大人気、先生!シリーズ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
トムトム
22
私が小林さんに教えられることがあるとは!北海道に生息しているのにトウキョウトガリネズミという名前は、ezoとedoを翻訳し間違えたからですよ!先に外国で名前がついていて、逆輸入した際に間違えちゃった♪多摩動物公園の飼育員さんの本に書いてありました。2023/09/26
マッピー
17
今回は、学生さんとの思い出から動物とのエピソードへとつながる話が多かった。先生の指導のたまものか、それとも最初からなのか、ここに登場する学生さんたちは皆、自分が研究したいという対象を明確に持っていて、実験や研究に対する熱量が極めて高いように思う。だからこそ、ユニークな存在として先生の記憶に残っている学生が多いのだろう。小林先生、とうとう鳥取環境大学の理事長であり学長であるという、経営と教育の両方でトップになられて、自身の研究の時間や執筆の時間が持てるのかなあ、と心配になる。ヤギのクルミに黙とう。2025/09/04
やま
11
先生、シリーズ。筆者の小林先生、どれだけ引き出しを持っているのだろう。毎年、新作を出されるが、どれも面白い。今回も様々な動物との関わりが、それぞれ味わい深いです。自作も楽しみ。2023/06/29
海星梨
8
ヤギ部のヤギがどんどん亡くなってしまう……と感じるのは、一気に読んでるからだろうなぁ。次で追いついてしまう。というか、追いつくように早く読んでいるというか。ダンゴムシが群れているのは、そういうことかーと、子ども時代ぶりの納得。片っ端から食べていけばいいように思うけど、ターゲットを定めてエイヤって動作が必要なのかな? そこらへんのメカニズムが解明されたら面白そう。科学ジャーナリスト賞の一次選考の本、リストにして全部読みたい。2024/12/04
七月せら
8
親代わりにとなって育てた小林先生に対して、巣立ちの際に親愛の鳴き声「がーぐるがーぐる」を発した子モモンガ。死んだ仲間が運ばれていく際に、小屋の前に一列に並んで代わるがわる鳴いたヤギ達。動物達にもそれぞれの精神世界があるのだと、改めて感じました。小林先生が一度はお目にかかってみたいと思いながら叶わないでいる某小動物の親子とゼミ生が微笑ましいふれあいをし、さよならし、先生に事後報告する(悪気はない)エピソードがたいへん微笑ましいです。2023/07/25
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