内容説明
脱走ヤギは働きヤギに変身し、逃げ出した子モモンガは自らお縄になり、砂丘のスナガニは求愛ダンスで宙を舞う……コバヤシ教授の動物センサーは今日も絶好調! 自然豊かな大学を舞台に起こる、動物と人間をめぐる事件の数々を人間動物行動学の視点で描く。どの巻から読んでも楽しめる、大人気、先生!シリーズ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トムトム
22
私が小林さんに教えられることがあるとは!北海道に生息しているのにトウキョウトガリネズミという名前は、ezoとedoを翻訳し間違えたからですよ!先に外国で名前がついていて、逆輸入した際に間違えちゃった♪多摩動物公園の飼育員さんの本に書いてありました。2023/09/26
やま
11
先生、シリーズ。筆者の小林先生、どれだけ引き出しを持っているのだろう。毎年、新作を出されるが、どれも面白い。今回も様々な動物との関わりが、それぞれ味わい深いです。自作も楽しみ。2023/06/29
七月せら
8
親代わりにとなって育てた小林先生に対して、巣立ちの際に親愛の鳴き声「がーぐるがーぐる」を発した子モモンガ。死んだ仲間が運ばれていく際に、小屋の前に一列に並んで代わるがわる鳴いたヤギ達。動物達にもそれぞれの精神世界があるのだと、改めて感じました。小林先生が一度はお目にかかってみたいと思いながら叶わないでいる某小動物の親子とゼミ生が微笑ましいふれあいをし、さよならし、先生に事後報告する(悪気はない)エピソードがたいへん微笑ましいです。2023/07/25
サラサラココ
5
新刊が出る度に子どもが読んでいるシリーズ。人間動物行動学の面白いお話。現担任の先生みたいな面白さがあるらしい。ちなみに、担任の先生は自分で自分のことをかっこいいと言うらしい。2023/02/04
毒まんじゅう
3
大好きな先生シリーズです。今回は感動系が多かった気がします。知的好奇心を満たしてくれます。今年も沢山動物を観察できるといいな。2024/01/14