内容説明
枠にはまらぬ自由な人間としての不良をすすめてきた著者。人生の締切りが見えたと感じた今、ますます世間に縛られず誇り高い不良で生きる信念がある。まずは、自分に関心を持って、自分を好きになればいい。そして「私」を掘り下げよう。すると、他人のこともよくわかるようになる。それは人を愛することに繋がっていくのだ――。目障りなやつでいい、「死んでから別れる」なんて無意味。不愉快な時間は生きているうちに減らせ! 不良をいかに愉しむか、どうすれば自由に生きられるかのヒント61条。
目次
はじめに
第一章 不良老年は、自分に「汲めども尽きせぬ興味」を持つ
第二章 不良老年は、「世間の枠」にはまらない
第三章 不良老年は、「飛ぶ覚悟」を持っている
第四章 不良老年は、自分だけの「秘め事」を持っている
第五章 不良老年は、「本物」をとことん追求する
第六章 不良老年は、自分の最期を楽しんで演出する
文庫版あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
pantyclub
0
著者の作品は軽さが良い。題名の不良と言うほどの内容では無い。自分らしさの追求と言うほど重くも無く、見失わない程度の感じ。愛という概念が勉強になりました。日常的に使うイメージでは無いと思った。年齢を重ねても自分だけの時間、場所の確保は必須だと思う。永遠の恋人は共感する。思い出を大切に思うことは良いことだと思う。2023/12/16
こうすけ
0
大人になってまるくなったり、自らをおじさんおばさんと卑下したりする大衆へのアンチテーゼとして"不良"という言葉が使われている。いくつになっても自分を持って生きていくというメッセージ。2023/08/15