出版社内容情報
コロナ禍で世界的に脚光を浴びたエッセンシャルワーク。人間的諸能力の発達を担う労働を経済学の体系から解き明かし、マルクス『資本論』が残したサービス労働論を、コミュニケーション概念を生かして再構成し展開する。過去のサービス・生産的労働論論争を総括し、人類史的視点から未来社会の「精神代謝労働」を展望する、長年の研究成果の力作!
内容説明
エッセンシャルワークの核心を、マルクス『資本論』が残した視点に依拠して解明する力作!
目次
はじめに 現代のエッセンシャルワークとブルシットジョブ
第1章 現代版ニューディール構想に対応する三大労働部門
第2章 社会サービス労働における「生産」と「消費」
第3章 精神代謝労働としての社会サービス労働の専門性
第4章 生産的労働論論争のなかの社会サービス労働
第5章 福祉国家型公共圏における社会サービス保障
第6章 歴史のなかの社会サービスの将来展望
著者等紹介
二宮厚美[ニノミヤアツミ]
1947年生まれ。神戸大学名誉教授。経済学、社会環境論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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