内容説明
「魔女というだけで犯人などと、なんの根拠にもなっていない」
王都外れの森にひっそりと暮らす人見知り魔女のセシリーは、窮地を救ってくれたクールな騎士団長ジークに一目惚れした。昔から恋に恋する彼女は運命の人とついに出会えた、と胸を躍らせるが、思わぬ事故からセシリーお手製の惚れ薬を彼に飲ませてしまって……。
「俺と付き合ってくれ、かわいいセシリー」「つ、つつ、付き合います」
偽りの恋人関係成立……!? 果たして偽りから始まった溺愛の行方は――？
ピュアすぎる二人が送る、甘々ハートフルコメディ！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
16
★★★☆☆著者の作品は初めて。自身の窮地を救ってくれたヒーローが、誤ってお手製の惚れ薬を飲んでしまうことから始まる物語。かなりお手軽なライトファンタジーで何も考えずに読める点が長所だとは思うのだが、伏線云々がわかりやすすぎて展開が容易に想像でき、そこから話が膨らむこともなかったのは残念かなと。また、主人公の決め台詞がサッムいのは正直キツい。2023/01/13
nishiyan
11
王都外れの森でひっそりと暮らす魔女のセシリー。窮地を救ってくれた騎士団長ジークに一目惚れし、手製の惚れ薬(仮)を飲ませたことから始まるハートフルラブコメディ。惚れ薬が予想以上の効果を発揮したことで溺愛が止まらないジークに対してやましい気持ちがあるも、この時間が永遠に続けばと願うセシリーの女心と、駄目さ加減がマッチしていて愉快だった。脇を固める男性不信の王女シャルロッテは毒舌だけでなく、女同士の友情物語も美しく、ジークの親友アルフォンスの軽薄でいて鋭いところが楽しかった。エピローグは素敵な着地点だった。2023/01/15
bulbul
1
引っ込み思案なセシリーが、助けてくれた騎士に自作の惚れ薬を飲ませたら溺愛が始まって…。 ｢惚れ薬｣のレシピを代用したり、ちょっと無能過ぎる魔女だろーって感想はセシリーの駄目可愛さで補われてます（？）。それより親兄弟から過保護に守られた王女の男性恐怖症が面白い！ 登場から｢下半身｣連呼で何事かと驚きました。セシリーとの初めての友情も楽しかった。2023/01/09
