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内容説明
「新聞は〝崇拝〟と表現 芥川龍之介に対する太宰治の強烈な愛」
「夏目漱石を絶対視 だけど旅先に押しかけ借金を頼む内田百閒」
「恋も文学も我が道を行く 森 外と永井荷風の交流と意外な共通点」
「酒・喧嘩・宮沢賢治を好きすぎて意気投合 中原中也と草野心平」
本書はこうした、文豪同士の「愛」にフォーカスした書籍です。
「あこがれ」「友情」「愛憎」という三つの切り口に基づいて、「文豪による文豪への愛」を紹介します。題材にするのは、文豪や知人の回想、手紙や日記など。文豪たちの知られざる、人間味あふれる素顔に迫っていきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鉄之助
228
タイトルが無性に気になって、手に取った。著者は”偉人研究家”を自称しているだけあって、視点が面白い。文豪同士の「愛」の形も様々で…あこがれ、友情、愛憎! 特に、太宰治と中原中也の愛憎劇には、息を飲んだ。太宰との出会い頭に言った中也の一言。「青鯖が空に浮かんだような顔しやがって」には大笑い。中也が気になってしょうがない太宰も、さぞたじたじ、だったろう。同じ著者の『ざんねんな偉人伝』とも趣がつながる好著だった。2023/02/19
ノリト
25
文豪と文豪が繋がり、文豪世界が構築される。繋がりとは縁であり、こんな縁を私も欲しいと強く思った。 真山さんの、各章の最後一言コメントも良かった。2024/03/15
❁Lei❁
14
文豪同士の有名なつながりから知られざる交流まで、多くのエピソードがほどよい分量で紹介されていました。やっぱり、古本屋に叩き売りされていた『春と修羅』を買い占め、周囲に配りまくる中也の話が好きです。それから、太宰の家に殴り込むに行く道すがら、賢治の詩を口ずさむ中也も好き。この話は檀一雄の『小説太宰治』に収録されているらしいので、そちらも要チェック。このようにして新たな読書の幅が広がる、大変よい本です。2024/09/04
月と星
5
★★★★文豪のイメージが変わるようなエピソード多数。言葉を扱う仕事なだけあり,話術による強引な交流が面白い。ストーカーのような偏執的・盲信的な面もあり驚く。2023/03/15
うどん
4
知らなかったおもしろエピソード満載で笑った。2023/03/11
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