ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 謎解きはビリヤニとともに

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ハヤカワ・ミステリ文庫
謎解きはビリヤニとともに

  • 著者名:アジェイチョウドゥリー【著】/青木創【訳】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 早川書房(2022/12発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784151851513

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内容説明

インド料理店で働くカミルは元刑事。彼が給仕をしたパーティで事件が起こり……。カレーやビリヤニとともに推理を運ぶ名探偵登場

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

75
ロンドンが舞台のインドミステリ。ユーモアもありつつしっかりした謎解きが楽しめるストーリー。インド警察の元副警部カミルはボリウッドスターの殺害事件絡みで職を追われイギリスでウェイターへ転身。しかし大富豪の誕生パーティーで殺人事件に遭遇。ついつい成り行きで事件を調べることになるが、なぜか自分の失職の原因である過去の事件とシンクロし始めて・・。インド警察の腐敗っぷりには感心しないが、伏線の張り方がうまくラストの謎解きは「なるほど」と思わず唸った。最後のカミルの決断は果たしてそれでいいのか気になるところではある。

24
ジャケ読みした作品、面白かったが、ジャケとタイトルとは違いすぎるような。インドとイギリスの2つが、絡み合っててお話しは楽しみました。主役のカミルは割り切れたのかな?次作も翻訳して欲しい。2024/01/13

maja

19
殺人事件の意気込んだ捜査があだとなりインドで職を追われた刑事ラーマン。頼った先はロンドンの父親の友人インドレストラン「タンドリー・ナイツ」経営者で彼はそこで大きな誕生パーティに駆り出されて富豪の殺人事件に遭遇する。やがて過去の事件裏との関連が見えてくるが。表紙で軽妙なイメージを持ったがそこではなかった!2023/04/20

Sakie

18
イギリスには宗主国だった時代の名残でインド人移民が多い。さらにロンドンのブリック・レーンはベンガル系移民が多いという。正統派ミステリ、過去のコルカタの事件と現在進行形のロンドンの事件が交互に進む構成である。初っ端から酔い潰れている移民の娘アンジョリなど、インドとイギリスの、人間関係のありかたや社会システム、常識の違いをうまく利用しているあたりが野心的だ。だからこそモスクで祈った主人公の最後の決断には引っかかる。愛と思いやり。法より家族。全土に渦巻く贈収賄の論理。果たして何が優先されるべきかわからなくなる。2024/07/08

kyoko

18
インド系英国ミステリーは何冊か読んだが、これもよかった。主人公の苦悩が痛々しく、捜査はお世辞にもスマートではないが、ハラハラしながら応援していた。伏線回収とラストのひっくり返り様が小気味良く、いやそうでもないけれどもやもや感が残るのもある意味リアルだと思った。2023/10/18

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