中公文庫<br> オートリバース

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中公文庫
オートリバース

  • 著者名:高崎卓馬【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 中央公論新社(2022/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122072992

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内容説明

僕らの女神、コイズミを1位にする。
親衛隊――そこは努力が報われる場所。

「好きな女ができたから、お前とはもう遊べない」。
僕らの前に現れた16歳の少女、小泉今日子。女神の存在が、うだつの上がらない毎日を一新した。
アイドルの「親衛隊」という居場所で、少年たちが手に入れたもの、そして失ったものとは――。
“推し”を思う気持ちは80年代も今も変わらない。恋、友情、憧れ、生と死……すべてに心震える、純度100%の青春小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こばゆみ

7
転校初日に意気投合して、共に小泉今日子さんの親衛隊に入った直と高階のお話。80年代の描写がとても新鮮で面白かった。親衛隊がアイドル本人と喫茶店で会えちゃう時代、凄い…!高階が重病に冒され亡くなるわけだけど、直と高階とキョンキョンの最後の関係性がとても良かった(^^)2023/01/28

ライアン

5
小泉今日子と親衛隊の物語、元々の実話をベースにストーリーが作られている。アイドルと親衛隊ってこんなに距離が近いのね。小泉今日子だからなのかもな。最後切ない感じでした。キョンキョンとは誰も言ってなくて何かこだわりあったのかな。しかしオートリバースとか親衛隊とか懐かしい。今の若い人にはわかってもらえないかもしれないけれど。2023/07/03

まこ

3
☆☆☆80年代アイドル全盛期。同日に転校生として出会った直と高階は意気投合し、小泉今日子の親衛隊となる。アイドルと一緒にコーヒー飲んだらできるってすごい時代だな。ただの追っかけだった親衛隊が暴走族と変わらない団体になってきて、2人に距離ができる。終盤また2人は仲良くなるけど、理由が悲しい。ラストのキョンキョンとの会話も。2023/02/21

ぽん

2
高階と直の関係性に少し泣きそうになった。昔のアイドルと親衛隊の事情についてはよく知らないけどこれも一種の青春なのかな。直とヒメのやり取りも好きだった。2024/06/10

nkwada

1
転校生として学校にやって来るシーンから始まる青春ものという感じで、ちょっと苦手なんだよなあと構えて読み始めたが、同じ日に転校してきた高階と親友になり、小泉今日子の親衛隊に入隊するという一風変わった展開に飽きずに読み進めた。暴走族まがいの親衛隊の抗争とか、実態はよく知らないし興味も薄いのだが、酷い話にもならず王道的な展開で最後まで読めた。2023/09/19

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