内容説明
本書は初学者がデータサイエンスを理解する上で必要な基礎知識を1冊にまとめたものです。一般的なデータサイエンスの本では省略されがちな前提知識、たとえばハードウェア技術、ソフトウェア技術、アルゴリズムの話なども、データサイエンスとの関連を強調しながら丁寧に解説するように努めました。本書を通じてざっとでもデータサイエンスを支える基礎技術をつかんでいただければ幸いです。とはいえ読者によっては「プログラミングの話は興味ない」「商用利用するわけではないからデータベースの話は関係ない」など、さまざまなニーズがあるでしょう。そうしたニーズにも応えられるように、章ごとになるべく完結するように書かれてそのため好きな箇所から読み進めてもらって構いません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゼロ投資大学
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情報通信技術の発達により、世の中の価値観は大きく変わった。物が重要視される世界から、情報が重要視される世界へと移り変わっている。GAFAMと言われる時価総額ランキング上位5社は、「今、最も価値のある資源はデータである」と公言している。コンピュータを活用して、人間の行動に紐づいたビックデータから価値ある情報を抽出し、マーケティングや商品生産に活かしていくことが求められる。2023/03/02
こじか
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ナップザック問題や階層的クラスタリングが図で説明されていてわかりやすかった。幽霊パターンの存在などの各ページのコラムが面白かった。2023/07/04
ザラシ
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データを扱う人がさわりとして読むにはいい本かもしれない。ただ、IT系にほとんど触れたことがない人や文系出身だと読みにくいかも。自分でももうちょっと腰を据えて読んだり、関連書籍で理解を深めないと実用できないなと感じた。「知識としてデータサイエンスを知りたい非IT系の人」にはもうちょっと噛み砕いた内容の本を薦める。2023/03/21