内容説明
アーティミスを守るという密命を受けて「神殿」に遣わされたリェロン。そんなこととは知らないアーティミスは、普段はぼんやりしているリェロンの保護者のように振舞ってしまい、学友たちから冷やかされる始末。しかし、王宮の騎士団が神殿にやってきてから、事態は大きく変わってしまう。卑劣な罠にはまったリェロンはアーティを守れるのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みか
15
カードバトルは不案内なのでちょっと引き気味でしたが、緊迫した感じは心地よかったです。予定調和がぴたりと定まっていく様子がひどく爽快です。ゼピュロスさん男前。グリは登場時より知的に見えた。「これから」が有りそうな展開に期待してもいいのだろうか。もっとこの世界を知りたい。折角いいキャラなんだから、このまま終わるのは勿体ない。2013/11/10
ハル
13
2巻で終わってしまうのがもったいない作品でした! ゲームのノベライズの枠を超えて、ボーイミーツガールなファンタジーライトノベルとして十分過ぎるほど面白い。王道展開ではあるけれど、中盤以降の盛り上がりは半端じゃない。ゲームの世界観を元により精緻に作りこまれた世界設定。主人公とヒロインの成長劇。1巻からの謎が綺麗に明らかになる構成。 本当に読んでいて気持ちがいい良質な王道ファンタジーでした。 シリーズ化して良いくらいの出来だけど、この終わり方がベストなのもよくわかる…2014/03/29
宇宙猫
12
★★★ ふつう。2巻までなので読んだけど、1つの事件が終わっただけだった。ゲームのノベライズなので、そもそも結末がないのかな。2024/02/18
えも
12
下巻ともなると物語世界にも慣れてきて、すっかりのめり込んで夜更かしして読み切ってしまいました。2013/10/21
本の蟲
11
カードゲーム(のTVゲーム)「カルドセプト」の世界観を利用したファンタジー小説。新装版。全面改稿だけあって、後半はまったく記憶と違った。旧版はもっと「おれたた」エンドだったはずだが、本作では一応の決着がつく。ただ続きが出てもまったくおかしくない結末。(上下ではないナンバリングだけど、もう何年も経つし作者多忙だし、どうなんだろ?)。ゲーム知らなくてもおもしろんだけど、土地支配・戦術、召喚するカルドは、やっぱり知ってると一層燃えるんだろなあ。2021/03/31