集英社文庫<br> 家康が最も恐れた男たち

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集英社文庫
家康が最も恐れた男たち

  • 著者名:吉川永青【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 集英社(2022/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784087444469

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内容説明

「遺訓の言葉はな、恐れた相手たちから学んだことよ」病床に伏す徳川家康は、遺訓を書き終えて側近の儒者・林羅山に告白する。自分は怖がりだったが故に、天下を取れたのだと――。信長、秀吉、利家、三成など、家康が出会った八人の武将たち。彼らの何に恐れ、何を学んだのか。天下統一を成し遂げるまでの半生を家康視点・時系列で追うことで彼の実像に迫る、連作短編集。2023年NHK大河ドラマの主人公、徳川家康をこれまでにない新たな切り口で描く、集英社文庫の家康小説第一弾!

目次

序章
其之 一 武田信玄
其之 二 織田信長
其之 三 真田昌幸
其之 四 豊臣秀吉
其之 五 前田利家
其之 六 石田三成
其之 七 黒田如水
其之 八 真田信繁

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

150
晩年、病床の家康が林羅山に遺訓として伝える言葉。その真意は8人の武将から身をもって学び得た思いなのだ。耐え、忍び、望みを押し殺し・・自らを戒め怒りを呑み込もうと四苦八苦しながら、時が来るのをひたすら待って、待って・・ようやく掴んだ徳川の世。その家康が恐れた8人の男たち―信玄に信長、真田昌幸に秀吉、利家・三成・黒田如水に真田幸村ー彼らをして家康が浮かび上がる本作。「最も」と謳っているのに8人とは?と思うものの、そこは長生きの家康だものね。一人には絞れないだろう。本人も「構わんか」と笑っていたしね。2022/11/13

とん大西

125
泰平の世となり、後は平穏な死を待つばかりの家康。信玄、秀吉、真田等々…子孫への遺訓として対峙してきた好敵手達を語る。回顧録風な連作短編に出来るのは天下人家康だからこそ。次の大河でもあるし、巧い設定かなぁ、と。…でも、しかし…なんだか残る読了後のモヤモヤ。吉川作品は好きだし、舞台も大好物の戦国時代。スッキリしないこの感じは…いや、ホントはわかってるのです。家康…好きじゃない(どちらかというと豊臣贔屓)。なんだか勝ち組の自慢話みたいでちぃと鼻についたかも(作品のクオリティとは全く関係ないのに)(^o^;)2022/12/04

とし

85
家康が最も恐れた男たち。 「鳴かぬなら鳴くまで待とう時鳴」 徳川家康73才・武田信玄52才・織田信長48才 真田昌幸64才・豊臣秀吉61才・前田利家61才 石田三成40才・黒田如水58才・真田幸村48才 家康はあまり好きではないのですが、読みやすく面白かったです。 2022/12/12

Die-Go

66
図書館本。江戸幕府を開いた徳川家康が生涯で恐れを抱いた男たちとそこから何を学んだかを描く。いや、本質的には、何を学んだかと言うよりも恐れからどのよう生き抜いたかを描いているか。半生を一冊に収めているため、駆け足気味になっているのは否めないが、それぞれの男たちに感じ方があって味があってよい。さすが、名手吉川永青。★★★★☆2023/02/03

優希

44
家康と8人の武将たちの短編集になります。武将たちは家康を脅かしますが、家康が恐れたばかりに天下を取れたという逆説が面白いと思いました。天下統一を成し遂げるまでの家康の全貌に迫るのが興味深かったです。2023/12/17

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