内容説明
事業に失敗し借金取りに追われ、男は北海道の兄を頼って輓曳競馬の厩舎に逃げ込む。馬を愛し、黙黙と世話をする男たち。そして、1トン近い橇を引き、障害を必死に登る馬たち。目を剥き息を荒らげようやく一歩を踏み出す馬、膝をついて立ち止まる馬…。その姿を見る男の中に、ある決意が生まれる。
著者等紹介
鳴海章[ナルミショウ]
1958年北海道帯広生まれ。大学卒業後、PR会社に勤務。在職中の91年に航空サスペンス小説「ナイト・ダンサー」で第37回江戸川乱歩賞を受賞。航空冒険小説、ハードボイルド、警察小説など幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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