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内容説明
ジャイアント馬場・アントニオ猪木の二大巨頭、ブロディ・ハンセン・ホーガンらレジェンド外国人レスラー、ジャンボ鶴田・長州力・藤波辰爾ら同世代のレスラー、三沢光晴ら四天王、武藤敬司ら闘魂三銃士、髙田延彦、北尾光司、小川直也、佐山サトル、現在のトップレスラー・オカダ・カズチカまで、誰よりも多くのレスラーと戦ってきた“ミスタープロレス”天龍源一郎。そんな天龍が、50年超の力士・プロレスラー人生を振り返って、実際に戦ったからこそわかる“真に強かった男”を、その対戦エピソードとともに初めて明らかにした、プロレス・格闘ファン垂涎の一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋 眉雄
19
テリー・ファンクについて大いに語っていると聞いて購入。イイ事いってる。もっと聞きたい。考えてみれば、80年代辺りからのキャリアを持つレスラーの中で最も日本人・ガイジン問わず、トップ級のレスラーたちと試合をしたのは間違いなく天龍源一郎。今のうちに天龍にはもっと色んなことを聞いておくべきですよ。 2022/12/23
マッちゃま
17
プロレスラー天龍源一郎が語る「真に強かった男」そもそも強さとは何か?負けないこと、折れないこと…色々と定義もありそうですが本書では「頭脳的」「ハート」「技術的」「肉体的」「人間的」「結局、誰が一番強かったのか?」と題してブロディ、マスカラス、ホーガン、テリー、ゴディー、ハンセン、猪木、馬場、カブキ等の多くのレスラー達に強さについて語ってくれています。昭和のプロレスファンには堪らない内容かと思いますよ。天龍vs前田なんて観てみたかったなあ〜と夢想出来るのも本書の楽しみ。最後の対戦相手からの特別寄稿もグッド♪2022/11/23
nishiyan
15
‘ミスタープロレス’天龍源一郎が「頭脳的」「ハート」「技術的」「肉体的」「人間的」と五つのテーマごとにマットで相まみえたレスラーたちについて語る最強論。エピローグでは賢妻まき代夫人について語っており、ほろりとさせられた。天龍のプロレス観がよくわかる内容になっており、猪木、馬場の両巨頭だけでなく、ブロディ、マスカラスのプロフェッショナルぶりには驚かされ、恩人ザ・グレート・カブキとの思い出話は興味深い。最後のオカダ・カズチカ選手の寄稿が実に良い。時代が変わってもプロレスの本質は変わらないことがよくわかった。2022/12/02
荒野の狼
12
本書は2022年11月に第1刷、2023年1月に第2刷が出版されているが、私は後者を2時間ほどで読了した。タイトルにある「真に強かった」というのは、天龍が、各レスラーの秀でた部分をリスペクトするという意味であり、セメントで戦ったら誰が勝つかというような話ではない。 私は、これまで数冊、天龍の著書は読んできたが、本書で特に感じたのは、カブキに対する誰よりも高いリスペクトであり、「カブキさん」と敬語をつかっていること。2024/02/03
anken99
9
天龍源一郎が振り返る、ともにしのぎを削って来たレスラー評。全日→SWS→フリーと、強さだけで一時代を築いてきた天龍ならではの言葉は実に含蓄にあふれている。師匠である馬場、そしてもう一つの巨星である猪木。同時代を戦った鶴田、そして外人レスラーの裏話と、どこか愛情にあふれている。馬場、猪木から唯一フォールを奪った男である天龍が、唯一まじわることのなかった前田日明への思いは、読みごたえがあった。最後の相手にオカダカズチカを選び、玉砕されるあたりも天龍の美学か。あとがきはオカダから天龍へのエール。これもとてもよい2024/02/04